車をよく使うご家庭では、ガソリン代が高くなったり安くなったりする度に一喜一憂することもあるんではないでしょうか。
けど、高くなったからって車の使用を控えるなんてのは難しいですよね。
今日は、ちまたで言われているガソリンの給油方法による節約について書いていきます。
目次
セルフガソリンスタンドでちょろちょろ給油は節約になる?
水道代って、一気にドバッと出すよりも、ちょろちょろ入れた方が節約になるなんて話を聞いた事がある人は多いんじゃないかと思います。
そして、ガソリンの給油にも同じように、ちょろちょろと入れた方がメーターが回らず(回りが遅く)、実際のメーターよりもたくさん入るなんて話も耳にすることがあります。
また、逆にメーターだけ回って、給油されているガソリンの量はそれよりも少ないなんて話も!
実際のところはどうなのでしょうか?
それで安くなるのであれば、セルフのガソリンスタンドなら自分で調整して入れることが出来ますもんね。
もう、結論から先に言っちゃいますと、どちらもただの噂、都市伝説的な話です。
レバーを少ししか握らなければ、メーターが反応しないなんてこともありませんし、メーターが余計に回るなんてこともありません。
確かに、給油機のメーターには多少の誤差はあるのですが、それは外部機関で定期的に検査され、僅かなものです。
それよりも、ちょろちょろと入れることで、僅かではありますが、 ガソリンが揮発してしまうロス が出てくるでしょう。
ガソリン代は早朝に給油するのがお得?
これは、ホントよく聞く話ですし、実践している方も結構います。
何故なのでしょうか?
それは 気温が低いと、高いときよりもガソリンの体積が減るから という理屈です。
ガソリンはリッターで売られています。
つまり、体積で計測されているんですね。
そして物体の体積は温度が高くなると熱膨張により増加します。
体積は増加しても質量は変わりません。
当然、ガソリンにも同じことが言えます。
つまり、気温が低いときにガソリンを給油すれば、同じ質量でも少ないリッターになり、気温が上がることで、車のガソリンタンクに入ったガソリンは、給油時よりも増えるという事なんですね。
しかしです!
ガソリンスタンドの計量機には温度補正装置が付いてるので、いつ給油しても計量は一定となるように、 どんな温度のときでも15度の体積となるように計算して表示されている んです。
ですから、早朝に給油しても意味が無いんです。
それどころか、お得だからとわざわざ早朝にガソリンを入れに出掛けていたとすれば、そのガソリン代が余分にかかりますし、寒いときには温いときよりも多くのガソリンを使ってエンジンを暖めるので、日中にわざわざガソリンスタンドに行くよりも余計にガソリンを使用していることになり正に本末転倒です。
●燃費の計算方法についてはコチラに詳しく書いています
⇒ 原付でも使える燃費計算は?満タン法の注意点と燃費計の誤差チェック
ガソリンを何度も止めて給油するとメーターよりもたくさん入るって本当?
ガソリンを一気に入れるのではなく、何度も握ったノズルを離して給油を止め、再びノズルを握って給油をするという方法です。
そうすることで、給油機に表示されたメーターよりも多くのガソリンが出てくるというのです。
真偽のほどは定かではないのですが、確かにこういった話を聞いたことがありました。
しかし、それが本当だったとしても昔の話で、今の給油機ではそのような事はありません。
●継ぎ足し給油について詳しくは以下の記事をご覧ください。
⇒ セルフスタンドの継ぎ足し給油|オートストップの仕組み|追加で入るガソリン量は?
⇒ 継ぎ足し給油のデメリットと危険性|ガソリン満タンでカタログ値を超える?
コメント
電磁弁がついてないタイプの計量器を使ってるガソリンスタンドで金額指定で詰めると、金額に達して止まる時にポンプが完全に止まりきるまでの間に出る少しの量の分がオトクになるというケースはホントにありますよ。
by 匿名 2017-08-21
>匿名さん
コメントありがとうございます。
電磁弁がついてないタイプとなると結構旧型になりますか?
電磁弁が付いてるのと付いてないのと見分ける方法があったら教えてくださいm(_ _)m
by sanmon 2017-08-21