セルフのガソリンスタンドが年々増加し、今ではそのシェアは3割を超えています。
人気の秘密はもちろん、価格が安いからですね。
この先もセルフのシェアは増えていき、そのうちフルサービスのスタンドと逆転するのでしょう。
シェアが増えているということは、当然、利用する人も増えているということです。
最初は、どのように給油するのか不安な人もいるようですが、慣れてしまえばなんてことはありません。
ところで、あなたは給油時にどこまでガソリンを入れますか? 満タンにしますか?
満タンと言ってもオートストップのところまでですか? それとも更に継ぎ足しちゃいますか?
今日は、セルフスタンドの継ぎ足し給油の話をしたいと思います。
目次
セルフのガソリンスタンドで継ぎ足し給油をする意味は?
セルフのガソリンスタンドで給油をしたことのある人ならご存じでしょうが、車の給油口に給油ノズルを差し込んでレバーを引いて給油をすると、ある一定のところで自動的に給油が自動停止します。
値段指定や数量指定をしている場合は、ストップすればそれ以上ガソリンは出てきませんが、 満タン指定の場合は、ストップした後もレバーを引けばガソリンがノズルから出てきます 。
けど、ノズルを給油口近くまで引いて、ちょっとずつガソリンを入れている人って結構いますよね?
セルフでなくフルサービスのガソリンスタンドの店員さんもやっています。
あれは、 センサーで自動停止する位置よりもガソリンを多く入れるため なんです。
これを、継ぎ足し給油といいます。
しかし、セルフスタンドには大抵〝継ぎ足し給油禁止〟といった事が何処かに書かれています。
継ぎ足し給油が禁止となっているのは、デメリットや危険性があるからなんですね。
●デメリットや危険性について詳しくはコチラで
⇒ 継ぎ足し給油のデメリットと危険性|ガソリン満タンでカタログ値を超える?
それでも継ぎ足し給油をする人は多くいます。
その理由には以下のような感じです。
※上の2つは、唯々そうしたいってだけですね
※いつも同じスタンドで、同じ差し込み方でオートストップにしていれば条件は一緒だと思いますが・・・
●満タン法について詳しくはコチラ ⇒ 原付でも使える燃費計算
※たま~にですが、その少し多く入っている事が生きてくる場合もあります
※気持ちは分かります
※今どき、錆びが出る鉄製のガソリンタンクは少ないですけどね
※車種によってはあると思います
※これはフルサービスのガソリンスタンドの店員さんですね
どうでしたか?
継ぎ足し給油をしているあなたは同じような理由でしょうか。
それとも、もっと違った、とんでもない理由が?
「何してるんだろう?」と思った人は、行動の意味が理解できましたね(^^)
セルフ給油機がオートストップする仕組みは?
豆知識として、ガソリン給油機が自動停止する仕組みを簡単に解説しておきますね。
給油が自動停止する仕組みは、ノズル先端にある検知口から空気を吸い込むことで、車のガソリンタンク内が真空にならないように給油出来るようになっており、その検知口がガソリンで塞がれると、ノズルの奧にあるセンサーが真空になり、満タン検知するという仕組みです。
※給油機メーカーによる仕組みの違いはあるかもしれませんが、ガソリンを検知するという意味では一緒のことです。
つまり、ノズル先端部がガソリンに触れると止まるわけです。
ノズルを給油口に差し込むと、先端はガソリンタンク目一杯の位置にはありませんので、 完全な満タンよりも少ない給油状態でストップ しているんですね。
ちなみに、 レバーを軽く引いてガソリンを少しずつ入れているとオートストップは作動しません 。
これは、検知口がガソリンで塞がれても、給油されるガソリンが少流量なため空気が流れず、センサーが真空にならないからです。
セルフスタンドで継ぎ足し給油をして追加で入る量は?
ところで、継ぎ足し給油をすることで、いったいどれくらい余分にガソリンが入るのでしょうか?
ネットで情報を探してみても、その意見はバラバラです。
それもそのハズ。
それは、車種によって異なってくるからです。
車種が違って、ガソリンタンクの大きさや形状が違えば、ノズル先端がガソリン検知した後に入るガソリンの量が違って当然です。
もちろん大きなガソリンタンクの方が、オートストップ後にもたくさん入るでしょう。
また、タンクの形によっても違ってくるでしょう。
分かり易く言えば、同じ大きさでも縦長のタンクと横長のタンクがあれば、横長のタンクの方がオートストップ後にたくさんのガソリンが入ることがお分かり頂けると思います。
私の乗っている、ごくごく一般的な日本車のミニバンは、オートストップ後2Lは十分入りますが、3L入れようと思うと、 何度も何度も継ぎ足し をしなくてはいけません。
ガソリンの給油時は泡が出るので、少し入れた後、その泡が消えるのを待つ必要があるためです。
液面が落ち着くまで待たないと吹きこぼれてしまいますので。
中には5L、6L入る車もよくあるようですし、昔の車だと、タンクのエア抜きが悪く、オートストッパーが効いてから10L以上入る車も結構ありました。
また、メーカーによる違いも結構あり、20年くらい前だと日産車などは、オートストップ後もかなり入ったのですが、トヨタ車などは少ししか継ぎ足し出来ませんでした。
●給油方法にまつわる節約の話に興味があればコチラをご覧ください。
⇒ セルフガソリンスタンドちょろちょろ給油で節約?早朝はお得?何度も止めるとたくさん入るって本当?