ボトル缶コーヒーをレンジでチン!ペットボトルは?再加熱のベストな方法は?

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寒さが身にしみる季節になってきましたね。
( ´Д`)=3
暖かい缶コーヒーや最近ではボトル缶のコーヒーを飲む機会が増える人も多いでしょう。

ところで、缶コーヒーが冷めてしまって再加熱したいときってありますよね。
家に持ち帰ってから温めたいこともあるでしょうし、まとめ買いしていたのを温めて外に持っていきたいときもあるかと思います。
そんなときの再加熱どうしてますか?
出来るだけ手軽にしたいところですが、「電子レンジでチンしてもいいのかな?」なんて考えているけど、ちょっと恐いから試してはいないなんて人もいるようです。

そこで、缶コーヒーやボトル缶コーヒーだけでなく、ペットボトルも交え、果たしてレンジでチンするとどうなるかを書いていきますね。
あ、もちろんコーヒーに限りません。
お茶でもジュースでも何でも同じ事です。

目次

ボトル缶コーヒーや缶コーヒーをレンジでチンするとどうなる?

まずフタをした状態だと危険なのか、フタを外せば大丈夫なのかという疑問をお持ちの方がいます。
フタをしていると危険だと感じるのは、液体が加熱され気体になれば体積が増えることを何となくでも意識していて、容器が破裂するかもしれないと思うのでしょう。

しかし、レンジで缶コーヒーなどを加熱するのはそれ以前の問題があるのです。

電子レンジは、発生させるマイクロ波(注)によって、食品中に含まれる水分子を振動させることで食品を加熱します。
コーヒーも例外なく同じ原理で加熱されるのですが、缶コーヒーやボトル缶コーヒーの缶の材質はスチールやアルミです。
スチールやアルミは金属です。
そして、電子レンジから発生するマイクロ波は金属を通さないんですね。
つまり中身は温まらないんです。
注)マイクロ波は電波の一種で電波は電磁波の一種

理屈はこうです。
スチールやアルミなどの金属であっても電子レンジによって加熱はされます。
しかし金属中の電子はレンジから出るマイクロ波を浴びると、そのエネルギーを吸収して非常に速く動き出します。
この現象は金属表面で起き、その金属表面の電子が活発に動き回ることからマイクロ波を反射するようになります。
アルミなどの金属を電子レンジで温めると火花が出ることがありますが、これは活発に動き回った電子が飛び出してきている現象なんです。

マイクロ波が反射すると、電子レンジ内部のマイクロ波を発生させるマグネトロンという重要な装置に当たると故障の原因となってしまいます。

つまり、缶コーヒーやボトル缶のコーヒーを電子レンジで加熱しても、缶の中身は温まらず、缶表面だけが熱くなり、火花を飛ばして危険で、更には電子レンジを壊してしまう可能性があるのです。
フタをしていようが開けていようが一緒のことです。
ですから、コーヒーを電子レンジで温めるには、金属の入っていない容器に移し替える必要があるのです。

突然沸騰して飛び出してくるコーヒー

容器を移し替えて電子レンジで加熱した場合でも、とても気をつけないといけない事があります。

液体を温めると、温度が沸点(水であれば100℃くらい)に達して泡が出始め、次第にブクブクと激しく出る状態となります。
この現象が〝沸騰(ふっとう)〟ですよね。

しかしコーヒーなどの飲み物を急激に温めた場合、沸点に達してもブクブクと泡が出ない場合があります。
つまり沸点を超えているのに沸騰していない状態です。
これを〝過加熱状態〟と言いますが、過加熱状態の液体に 震動を加えたり、砂糖などの何かを入れたりして刺激が加わると、突然、爆発するように沸騰し中身が飛び出し出してくる ことがあるんです。
(*゜Д゜)
この現象を〝突沸現象(とっぷつげんしょう)〟といいます。

特に油脂分の多い液体は起こりやすい現象です。
容器を入れ替えても加熱しすぎにならないように注意しましょう。

ペットボトル飲料をレンジでチンするとどうなる?

缶やボトル缶だけでなく、最近はペットボトルに入ったボトルコーヒーもありますよね。
コーヒーに限らず、ペットボトルに入った飲料は、現在主流です。

では、ペットボトル飲料をそのまま電子レンジで温めるとどうなるのでしょうか。

ペットボルトは金属ではないので、中身の飲料は温まります。
しかし、内容物が沸騰して気体になっていくと体積が増え、破裂の危険性があるのは同じことですからキャップは外しておく必要があります。

それと ペットボトル自体が、あまり高温度に耐えることができません 
60度あたりを超えてくるとボトル自体が変形したり穴が空いたりする危険性が出てくるので、やはり容器は移し替えるのがベストでしょう。

しかし、最近ではホットのペットボトル飲料も多くありますよね。
電子レンジで温める事も考慮されていたりします。
それでも耐熱温度は85度ほどですので、それ以上に熱くならないようにしないといけません。

とにかくキャップを外して電子レンジに入れ、 レンジ対応商品なら加温(加熱)の目安が表示 されていたりしますので、その内容を確認し、オートではなく目安時間を設定して温めるようにしましょう。
また、少量の場合はレンジで温める事は避け、レンジから取り出す際は揺らさないようにゆっくり取り出すように心掛けましょう。

自販機で買った飲料を再加熱するベストな方法は?

結局のところ、缶であろうがペットボトルであろうが一番確実なのは湯煎(ゆせん)です。
鍋に水を張ってお湯を沸かし、その中に入れておくやりかたですね。

手順としては一度沸騰させて、火を止めてから5分ほどつけておくだけでも、結構熱くなって良い感じになります。
鍋には全部浸けようと寝かしても入れても浮いてくるので、はみ出しますが立てて入れればOKです。

買い置きの缶コーヒーやボトル缶のコーヒーを温めて持っていきたいならこの方法がいいでしょう。
電気ポットがあればそれで沸かしたお湯を他の容器に移してそれに浸しておくのもありです。

他の方法として石油ストーブがあればその上に置いておくなんて方法を取る方もしますが、この場合はフタは必ず開けておきましょう。
温めすぎると破裂してしまいます。

まとめ

  • フタを締めて密閉した飲料をレンジにかけると破裂する恐れがある
  • 缶コーヒーやボトル缶コーヒーなどアルミやスチールなど金属の容器の場合、レンジが出すマイクロ波を跳ね返すので中身は温まらず、レンジの故障の原因にもなる

  • コーヒーなどの飲み物を急激に温めると、沸点を超えても沸騰していない場合があり、そのときに震動等の刺激を加えることで突然、爆発するように沸騰し中身が飛び出すことがあり危険

  • ペットボトル飲料は60度を超えてくると容器が変形してくる

  • ホット飲料のペットボトルで電子レンジ対応の場合でも、85度を超えないように、目安を確認した上で加温する必要がある

  • 缶コーヒーやボトル缶コーヒーの再加熱は湯煎がベスト
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