おでこ(額)を強く打つとたんこぶが出来ることがありますよね
特に小学生くらいまでのお子さんだと、ホントよくあると思います
目次
おでこに出来たたんこぶにプヨプヨの内出血が!!
たんこぶっていったい何なのかご存じですか?
たんこぶとは皮下血腫のことで、皮下血腫とは、
強い打撲などで皮下組織にある血管が潰れたり切れたりして起こります
皮膚が破けていれば血が流れてくるのでしょうが
皮膚が破れていないため、行き場のない血液やリンパ液が
皮膚の下、頭蓋骨の上で、内出血という状態になるわけです( ◠‿◠ )☝
この内出血の量が多いとプヨプヨ感が出てくる訳ですね
ちなみに頭皮と頭蓋骨の間はこんな感じです
表皮 ⇒ 真皮 ⇒ 皮下組織 ⇒ 筋肉 ⇒ 頭蓋骨
心配なのは頭蓋骨の中で出血が起こった場合です
頭蓋骨の中はこんな感じです
頭蓋骨 ⇒ 硬膜 ⇒ くも膜 ⇒ 軟膜 ⇒ 脳実質
おでこのたんこぶの内出血が目に下りるってホント?
これは、ホントです。
おでこの上の方にあったはずの内出血がドンドン下に下がってきて
目のあたりまできて、パンダやおいわさんのようになることがあるんです
女の子だとかなり気になってしまうかもしれませんね
皮膚の下の皮下組織は繋がっていて、重力で血は下がっていき
眼の周りは窪んでいるので血はそこに溜まるって寸法です(`・ω・´)
対策としては、ケガしたときに冷やして圧迫するってくらいでしょうか。。。
ケガをしたら圧迫をして止血をする方法があるのですが(軽いケガの場合です)
内出血の場合でも、同じく内出血が少なく済みます
冷やしながら圧迫が一番効果的でしょう
それでも結構な内出血になり、治りが悪くて心配だったら
皮膚科に行くのがいいでしょう
血を散らす薬なんてのもあるようです
おでこのたんこぶに内出血があるとき病院は?
既にお話ししたように、たんこぶ、内出血自体は頭蓋の外での出血なので
そんなに心配しなくてもいいでしょう
内出血の後が、アザなどになって残らないかと心配な場合は皮膚科を受診です
ただ、たんこぶ、内出血が心配でなくても
頭蓋内が大丈夫かどうかは別問題です
よく
「たんこぶが出来てるから大丈夫!」
「血が出たから大丈夫!」
「すぐに泣いたから大丈夫!」
などといったことを聞くことがありますが
それは大した根拠はありません
上記のような状態であっても
頭を打った日の夜は、意識状態の変化に注意しておく必要があります
顔色が悪くなってきたり、ぐったりしたりといった変化があったら
すぐに病院へ行かなくてはなりません
また、すぐに病院に言ったとしても
上記のような変化があったら、また病院に来てくださいと言われる事が多いです
まとめ
おでこのたんこぶ自体は、過度に心配する必要はありませんが
打った後は、圧迫しながら冷やすのがいいでしょう
内出血が眼まで下りてくることもあるので
心配であれば皮膚科受診を
また、頭蓋内の出血等の心配については
なんでもかんでも病院にいって
無駄にレントゲンやCTを撮って放射能を浴びる必要はないと思いますが
状態の変化には細心の注意を払い
もしおかしいなと感じたときは、どの時間帯なら何処に行くのか等の
下準備をしておくのが良いかと思います
その下準備が無駄になれば、それで良しです(^^)