グロインペイン症候群は、サッカー選手が特に多く遭遇するスポーツ障害で、小学生からプロまで悩まされている選手がいます。
ここでは根本的な疑問として、グロインペイン症候群に湿布は必要なのかどうか、それと簡単なテーピング方法、あとストレッチ、マッサージ、アスレティックリハビリテーションなどのお役立ち動画を掲載しています。
グロインペイン症候群について詳しく知りたい方はコチラ
⇒ その股関節の痛みグロインペイン症候群?|原因と症状|治療法と予防法
目次
グロインペイン症候群に湿布やアイシングは必要?
グロインペイン症候群は、複数のケガの総称です。
そして、これをしておけば良いといった決定的な治療法もありません。
で、こういった痛みに対してはアイシングとか湿布とかまずしますよね。
これ、発生した早期であれば効果はあると思いますが、あくまで早期だけです。
冷やすのはあくまで炎症を抑えるのが目的ですから、慢性的になっているものに湿布をしても特に意味はなくなってきます。
冷やすよりも、股関節の可動域制限を発生させている部位の柔軟性の改善や、体幹の筋力強化などを行っていくことが重要となります。
けど、もう大丈夫そうかな?と思って、サッカーなどのプレイをしてみたら、再び痛みが出てしまった場合などは、プレイ直後のアイシングは効果があるでしょう。
鼠径部痛症候群の簡単テーピング
鼠径部痛症候群・・・グロインペイン症候群の和名です。
安静にしていれば何ともなくても、もう治ったかなと運動を再開すればまた痛み出すことも多いのが特徴です。
けど、無理をしなければならないときもありますよね。
そんなときは、テーピングがいくらか助けてくれたりします。
グロインペイン症候群の中でも代表的な鼠径部の痛みは、キック動作や直線でのランニング動作などで起こります。
そんなときは、腸腰筋の問題を疑います。
今から、紹介するのは、グロインペイン症候群の中でも、ほんとに鼠径部(大腿の付け根の前部分)が、大腿を上に引き上げる動作(サッカーボールを蹴るときの蹴り足や、走る時に腿を上げたとき)をすると痛い人用のテーピングです。
簡単なんで、試しにやってみてはどうでしょうか。
グロインペイン症候群の厳選お役立ち動画
まずはコレを見てください。
動画ではないです。
日本整形外科学会も推奨する、アスレチックリハビリテーションの1つです。
心掛けとして以下の4点をあげています。
ただ、上のイラストだけでは分かり難いと思いますので、〝これはいい!〟と思った動画4点をご紹介します。
①体幹を鍛えるスタビライゼーション
上のイラストの左上のやつです。とても分かりやすい動画です。
②グロインペイン症候群予防の動的ストレッチング
上のイラストの右側もこれですね。
③鼠径部痛に効くお尻のマッサージ
お尻の筋肉が縮まりにくくなっていることから、股関節の開きが悪くなり、鼠径部の痛みに繋がると・・・。
④腸腰筋のストレッチ
⇒ サカイク
いろいろ紹介しておいて何ですが、やはり専門家に診てもらうのが一番です。
サッカーをしている人ならグロインペインを発症した人が周囲にもいると思うので、お医者さんの情報とかを聞いてみましょう。
近隣で、グロインペイン症候群のことをしっかりと診て、指導してくれる病院や整骨院があるといいですね。