オスグッドの原因は筋肉|柔軟性と姿勢|やってはダメな事と意味のない事

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サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、ハンドボール、陸上競技・・・・オスグットを発症することの多いスポーツです。
キック、ジャンブ、ダッシュ、ブレーキ、ターンなどのいずれかを繰り返す事の多い競技ですね。
ちなみに蹴る動作を繰り返すサッカーの場合、よく蹴る側の利き足ではなく軸足となる利き足でない足の方が、圧倒的に発症率が高いです。
もちろん利き足に発症する場合もありますが、割合でいうと発症率は2割を切るくらいです。

オスグッド病は10歳~15歳くらいの成長期に発症することが多いので成長痛と捉えられがちですが、実は成長痛とは別物であることは色々調べている方はご存じかと思います。

そこで今回は、オスグッドになってしまった場合、日々どうすれば良いのかを、根本原因を理解して貰った上で、知って頂ければと思います。

オスグッド病についてあまりご存じでない場合は、コチラを先に読んでみてください。
成長期の膝下の痛みオスグッド病|原因と症状|治療と予防

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オスグッドになる根本原因は筋肉の硬さにある!

何故、同じように日々ハードなトレーニングをしているのに、オスグッドになる子とならない子がいるのでしょうか?

その根本原因は筋肉の硬さ! これに尽きます。

特に太ももの前面にある大腿四頭筋という四つの大きな筋肉の硬さが大きな要因です。
ただ、もちろん筋肉の硬い子は大腿四頭筋だけでなく他の筋肉も硬いことが多いです。

この太もも前面にある筋肉は、膝をまたいで膝の皿部分(膝蓋骨)と膝下の内側の太い方の骨の上側(脛骨粗面という膝下の少し出っ張った所)にくっついているのですが、オスグッドで良く言われるのは、成長期の骨の成長速度に筋肉や腱の成長が追いつかないことから、この筋肉が強く引っ張られること、筋力が強すぎることなどで、膝下にあるまだ柔らかい成長軟骨周辺が炎症を起こし、やがて剥がれてくるという理屈です。

しかし、もちろんそれも大きな要因ではありますが、考えてみれば成長期の子どもは皆そうですよね。
根本的な原因はやはり筋肉の硬さ、大腿四頭筋の硬さなのです。
これが硬いことで、ますます引っ張り強度が強くなりオスグッドになってしまいます。
特に 激しいトレーニングを日々行っている子は筋肉の柔軟性が損なわれているこが多い のです。

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筋肉の柔軟性と正しい姿勢を手に入れろ!ストレッチの考え方

硬くなってしまった太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)を柔らかくするにはどうすれば良いのでしょうか。

筋肉を柔らかくするには、正しいストレッチを行い筋肉をほぐすことと、体に負担が極力かからない正しい姿勢を身につけることが重要です。

オスグッド改善のためのストレッチ

ここでは具体的なストレッチ方法を紹介するのではなく基本的な考えを書いておきます。

ストレッチはグイグイやって痛いくらいが良いとする方も多いです。
確かに柔軟性を確保していく意味では間違いではないのでしょう。
しかし、〝オスグットの改善〟という目的のストレッチであれば、痛いどころか痛気持ちいい所までもいかないライン〝ちょっと突っ張っている状態〟くらいで止めておくのがベストです。
あくまでも弱くそしてじっくりと長くやるようにしてください。

あくまでもほぐすという風に考えましょう。

ストレッチをする箇所は太もも前面と膝のまわりになります。

オスグッド改善のための正しい姿勢

オスグッドの要因となる大腿四頭筋を硬くしてしまっている姿勢があります。

それは、骨盤が後傾(後ろに傾いている)する姿勢です。

骨盤には大腿四頭筋のうちキック(軸足)、ジャンプ、ダッシュ、ターン、ブレーキなどの動作に一番よく働く大腿直筋という筋肉が付いています。
骨盤が後ろに傾くとこの筋肉が引っ張られるので、パンパンになり硬くなってしまいます。
ですから、骨盤を後傾しない姿勢を身につけなければなりません。

では骨盤が後傾する姿勢、後傾しない姿勢とはどんな姿勢なのでしょうか。

 普段のくらしの中で骨盤が最も後傾しがちな姿勢はイスに座っているときにあります 

イスに座るときに浅く腰を掛け、背もたれにもたれると骨盤はおもいっきり後傾してしまいます。
けど、特に体の小さい子どもの場合は、よく見かける座り方でもあります。

これを防ぐには背もたれにもたれずに背筋を伸ばすか、 お尻を背もたれにぴったりと付けて隙間を無くして座る ことです。
そうすることで床に足が届かなくなるのであれば、足置きの台を置くなどして工夫しましょう。

背もたれへのもたれ方を説明しましたが、もたれずに背筋を伸ばす事が出来るならそれにこした事はありません。
最初はしんどいですが、これが一番です。
背筋を伸ばした姿勢の保ち方は背中を反らすのではなく、頭を上に引っ張られるイメージでお腹は引っ込めます。

あとは、座っているときではなく立っているときは、膝とつま先がまっすぐになっていること、歩くときも真っ直ぐと進む方向に向けていることを意識してみましょう。

オスグッド改善のため他に意識できること

これらの他、温めることは筋肉を柔らかくするには当然良いことなので、暑い夏でもお風呂はシャワーですますのではなく、ゆっくりとぬるめのお風呂でしっかり浸かりたいですね。

それに、治ったかな?って思っても、ストレッチの継続と姿勢の意識は続けることです。
治っても繰り返しやってきますので!


オスグッドでやってはダメな事と意味のない事

まず復習ですが、オスグッドの痛みを改善するためには〝大腿四頭筋の筋肉の引っ張りをなくす〟ことが大切です。

ですから膝の痛い部分に電気を当ててもオスグッドは治りません
また、炎症にアイシングや湿布は効果的ですが、同時にアイシング等をすれば筋肉は硬くなっていきます。
冷やせば冷やすほど筋肉を余計に硬くしてしまうので、アイシングも湿布もやめておくべきでしょう。

 そしてどんなに良い治療をしても練習で筋肉に負荷をかけていると痛みはなかなか治りません 
せっかく筋肉を柔らかくしても練習で硬くしてしまい、一進一退の状態になってしまいます。
焦る気持ちは痛いほど分かりますが、痛みをかばう動作が身についてしまい、その影響で復帰後のパフォーマンスが落ちてしまうなんてことは絶対に避けたいところです。

あとは自転車も出来るだけ乗らない方が良いでしょう。
どうしても自転車に乗る必要があるのであれば、サドルの位置はペダルを漕いで一番上に膝がきたときに、膝が水平よりも低くなるように調整して乗りましょう。


まとめ

  • オスグッドを発症しやすいスポーツはキック、ジャンプ、ダッシュ、ブレーキ、ターンなどを繰り返す競技

  • オスグッドはサッカーでは蹴り足ではなく軸足で発症率が高い

  • オスグッドになる根本原因は筋肉の硬さ

  • オスグッド改善のためのストレッチは弱く長く

  • 骨盤が後傾することで大腿四頭筋は引っ張られる

  • 骨盤を後傾させてしまう椅子への座り方は浅く腰掛けて背もたれにもたれた状態

  • 例え治ってもストレッチの継続と姿勢の意識は続けることが大事

  • オスグッドに電気治療は意味がない

  • 筋肉を硬くしてしまうのでアイシングや湿布は避けた方が良い

  • どんなに良い治療をしても練習で筋肉に負荷をかければ治るものも治らない
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    コメント

    • はじめまして、
      『オスグッドの原因は筋肉|柔軟性と姿勢|やってはダメな事と意味のない事』を読ませていただきました。

      大変失礼かと思いますが、2箇所ほどコメディカルの立場からどうしても納得出来ない個所がありましたので、指摘する事をお許し下さい。

      1.『オスグッドの要因となる大腿四頭筋を硬くしてしまっている姿勢があります。

      それは、骨盤が後傾(後ろに傾いている)する姿勢です。』
      どう解釈しても、一般の方々に誤解を誤認を与えてしまうと危惧します。
      なぜなら、後傾しているから四頭筋が硬くなる訳では無いからです。
      全く逆の骨盤が前傾している姿勢でいる事が、四頭筋の弛緩を阻害すると考えて頂けたらと願います。
      弛緩の阻害は収縮弛緩の幅を短くしてしまいます。すなわち、四頭筋の柔軟性を阻害しているのです。
      記事に適当な言葉は『骨盤を前にも後ろにも倒していない姿勢が良い。』位の方が良いかと思います。

      2.『オスグッドに電気治療は意味がない。』
      確かに、痛みのある場所にのみ何らかの電気治療器を使用する事には、その場しのぎの物であろうかと思います。だからと言って、まとめて意味がないと言い切る事は、あまりにも傲慢ではないでしょうか?
      電気治療も様々種類がある事はご存知かと思います。
      例えば、短縮している筋肉を抑制する事も可能な電気治療も存在しています。
      記事にするなら、なぜ意味が無いのか十分に説明して頂ければと願います。

      何卒、無礼をお許し下さい。

      追伸
      これからも『雑学は三文の徳』を発信して下さい。

      by PTmorio 2017-09-26

      • >PTmorio
        はじめまして。丁寧なご指摘ありがとうございます。
        記事内容の修正を検討させて頂きます。
        PTの方はドクターと違って勉強熱心で丁寧な方が多いですね。

        by sanmon 2017-09-27

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