もの凄い台風が通り過ぎた後・・・
台風一過の久々の晴れ間! 空気も洗われて爽快な天気!
「あんたら、台風もう過ぎてんねんから、学校やで!はよ準備しーや!!」
って子ども達にいうと「ママ、まだ大雨警報出とるやん!」と( ゜Д゜)
「え? なんで? 晴れてるやん??」
こんな事ってありますよね?
これってどうしてなんでしょうか。
目次
晴れているのに大雨警報が解除されないのは何故?
台風などで大雨が降っていて、その台風が通過してすっかり雨が止んだとき。
結構、すぐに晴れ間が出てくることもよくあります。
けど、発令されていた大雨警報がいつまで経っても解除されないことがあります。
他の警報は解除されてるのにです。
「この天気で大雨警報って(。→ˇ艸←)プッ 」
「どっちか言うたら残すんは強風警報の方やろ? 気象庁ボケてんの!」
なんて思う人もいるかもしれません。
けど、気象庁というか市町村が発表するのですが、別にボケているわけでも、職務怠慢なわけでもありません。
しっかり基準があるんですね。
大雨警報は、土砂災害や浸水害などの重大な災害をもたらす大雨が予想されるケースに発表 されます。
ですから、これまでずっと強い雨が降り続いていたのであれば、例え雨が止んだとしても、土砂災害の恐れは残っているんですね。
大雨によって発生する土砂災害は、何時間も前に降った雨の影響で発生することもあるんです。
ですから雨が止んでも、例え晴れていても、それまでに降った雨が土壌中に浸透・貯留していて 土砂災害の恐れがある場合は大雨警報の発表を継続 するんです。
●土砂災害については、土砂災害警戒情報について書かれたこちらの記事をご覧ください。
⇒ 土砂災害警戒情報って警報なの?
全く雨は降っていないのに大雨警報が発令されたのはどうして?
先ほどは台風一過の大雨警報の継続についてご説明しましたが、次は逆パターンです。
今までも、そして現在も全く雨が降っていないという状態。
つまり、土砂災害の危険性もありません。
こんなときに大雨警報が発令されるのはどういう事なのでしょうか?
大雨警報は、重大な災害をもたらす大雨を予想した場合に発表されます。
つまり、大雨警報が発表された時点ではまだ雨が降っていなくても、 これから大雨が降る場合に発表 されることもあるんですね。
台風一過後の大雨警報ほど疑問に思う人は少ないようですが、ま、そういうことです。
今はまだ大丈夫でも、すぐにやばくなるから用心してくださいって事です。
なんだか知らないけど大雨警報が出てる!
雨なんて全く降ってないし、今までも降ってなかったし、台風なんかも近付いてきてないしってときに大雨警報が出ることもあります。
これは、どういうことなのでしょうか?
大雨を含めた気象警報は、対象地域の分かりやすさや防災上の観点から市町村単位で発表しています。
ですから、雨の降り方が局地的な場合、一極集中の大雨の場合は、自分のいるところに雨が降っていなくても、 同じ市町村内では重大な被害をもたらす大雨が降っていることがある んですね。
つまり近年とても多くなった〝ゲリラ豪雨〟や〝線状降水帯〟などです。
●ゲリラ豪雨について詳しくはコチラ
⇒ ゲリラ豪雨って何?原因は?|スコールとの違い|夕立との違い
●線状降水帯について詳しくはコチラ
⇒ 18号が抜けても関東は記録的大雨!線状降水帯|台風17号が挟み撃ち!!