国土交通省が自動車メーカーに対し、一定の暗さになれば車のヘッドライトが自動で点灯される〝自動点灯装置〟、つまり〝オートライト〟の装備を義務付ける方針を固め、今後その方向に舵を切り、進めていく感じです。
それでは、オートライト義務化の詳細と日本車のオートライトの現状、OFFモードについて、エンジンを切って車を離れるときもAUTOの状態のままで良いのかなどについて書いていきます。
目次
自動車のオートライト義務化へ
冒頭でも触れましたが、国交省が国産車のオートライト義務化に踏みきり出しました。
理由は「日没前後の交通死亡事故が相次いでいるから。」とのことで、義務付けの対象は四輪車の新型車です。
二輪者は既に、昼間でも常時ライトオン状態ですからね。
今後、義務化の開始時期や自動点灯する暗さの基準を議論し、道路運送車両法に基づく保安基準を改正していくようです。
警察庁が言うには日没前後1時間ずつを〝薄暮〟とし、この薄暮時の2時間に多くの死亡事故が起きているとのことですが、割合でいうと15~16%というところです。
人や車の往来の数から考えてみると特別多いわけではないですが、やはり、この時間帯は薄暗く、そして西日もきつく視認性は悪くなり、秋には日に日に日没時間が早まり、同じ時間帯でも同じ状態ではないなど危険な要素が多いのは事実です。
日本車はオートライトのOFFスイッチがなくなるのか?
〝オートライト〟とは周囲の暗さを感知して、自動で車のヘッドライトが点灯し、逆に周囲が明るくなれば自動で消灯する装置です。
既に日本でも4割近くの車に装備されており、その認知度、そして機能面でも大きく進歩しています。
ただ、現状の日本車のヘッドライトの切り替えは、メーカーにより順番は違うのですが、いずれも ON、OFF、スモールそしてAUTOモードの4段階 ある状態です。
ですから、AUTOモードのついている車に乗っていても、好みによりAUTOを使う人もいれば、自分でON、OFFする人もいる状態ですね。
オートライト装備が義務化するという方向ですが、今の流れのままいけばオートライト装備の車はどんどん増えていくと思います。
それを、わざわざ義務化するということは、つまりOFFモードがなくなるということでしょうか?
ただ、EU(欧州連合)では2011年から新型車のオートライト装備を義務化していますが、任意でのON、OFFも可能です。
けど、それだと今回の改正へ向ける動きの理由からして、意味がないですもんね。
夕暮れ時のヘッドライト点灯は、自車を周りから見えやすくする要素も大きいのですが、「まだライト点けなくても見えるから!」と勘違いしているのか、なかなかヘッドライトを点けない車が多いのが日本です。
ベンツなんかは既にOFFスイッチがない状態ですし、その他の欧州車も日本車と比べたら点灯のタイミングが早い状態です。
おそらく国交省は、OFFモードのないオートライトで、その点灯タイミングを欧州車に近い状態に持って行こうとしているんじゃないかと思います。
エンジン切るときはAUTOモードのまま?
ところで現在AUTOモードのある車に乗っている方は、どのように使っているのでしょうか?
常に使っている人、状況により使い分けている人、全く使わない人もいると思います。
全く使わない人は別にして、皆さん、エンジンを切ったときAUTOモードに入っているヘッドライトのスイッチどうされてますか?
私の周りでは、結構、わざわざOFFに切り替えている人が多いです。
まぁ、別にオフにしたって問題ないのですが、常にAUTOを使う人なら、エンジン切ったときだってAUTOのままでいいんですよ。
オートライトは基本的にエンジンがかかっている状態の時に、暗いか明るいかを感知してヘッドライトのONとOFFを自動で行いますが、エンジンを切れば自動消灯しますので。
●オートクルーズについて知りたい方はコチラもご覧下さい(^^)
⇒ クルーズコントロールとは?速度は?燃費は?最新のオートクルーズ
コメント
OFF出来ないと暖気の時とか真冬や真夏に夜景見てる時に困るような
by 匿名 2017-10-16
>匿名さん
暖気は仕方ないとして、夜景はエンジン切って車の外で見てください。
真冬はしっかり防寒して(^^)
by sanmon 2017-10-16
正直、雨の日もつけたりする時あるし、そういう場合困るんだよな。
要はここに自己主張するのはデイライトを装着してってことだよね?^^:
じゃぁなおさら新型車はいらないって思う。
by しん 2017-11-01
>しんさん
そうですね。
現状の日本車のオートライトだと、雨で薄暗いくらいでは点灯しませんからね。
ただバイクみたいに常時点灯じゃないから、強制点灯は出来るようになるんじゃないでしょうか。
by sanmon 2017-11-02