盛り上がっているワールドカップサッカー2015、今大会のTV中継で、初めてラグビーの試合をしっかり見たという人も結構いるようです。
これから1週間弱で(もっと早いかもですが・・)日本が初の決勝トーナメント進出なるかどうかが決まります(ง°`ロ°)ง
日本戦の前の南アフリカやスコットランドの試合もハラハラドキドキですが、ラグビーって以外とおもしろそうと感じた人や、ちょっと見てみようかなと思った人に、最低限コレだけ分かってれば、また違った見方も出来るかな的な最低限のポイントとして、スクラム、得点、反則、この3つについてサクッと書いてみたいと思います。
目次
ラグビーのスクラムは何のためにしてるの?
なんか、むさくてゴツイ大男達が固まって、肩を組んで、押し合って、いったい何をしているのか?
よく、分かんないですよね?
何をしているのかと問われ、一言で答えれば〝ボールを取り合ってる〟という回答です。
スクラムは、試合再開をする型、つまりセットプレーの一つです。
サッカーで言えば、スローインやフリーキック、ゴールキックにコーナーキック、ペナルティーキックなどです。
ラグビーにもセットプレイがいくつからあり、スクラムの他、フリーキックやペナルティーキックがあります。
スクラムになるパターンは、ノックオン(ボールを前に落としてしまう反則)やスローフォワード(前にパスを出す反則、横はOK)など、比較的軽めの反則の後です。
ラグビーは15人でするスポーツで、大きく7人のBK(バックス)と8人のFW(フォワード)に分けることが出来ます。
そして、スクラムはFWの選手達8人が相手のFWと組み合って押し合い、真ん中に投げ入れられたボールを奪い合っているのです。
FWの中にもいろんなポジションがあるのですが、やはりスクラムを組むこの8人はチームの中でもゴツイ選手が並びます。
真ん中にボールを投げ入れるのは、反則した側の相手チームのSH(スクラムハーフ)というポジションの選手が行いますが、このボールを真っ直ぐに入れないと(自分のチームに有利に入れると)〝ノットストレート〟という反則をとられます。
けど結構この基準は緩く、かなり味方側に入れても許されていたりします。
何故、味方側に投げるかというと、当然、その方がボールを獲る確率が上がるわけですね。
この辺の反則をとられないギリギリのさじ加減はSHの技です。
スクラムで必死に押し合いをするのは、グングン押してこの投げ入れられたボールを、フッキングといって後ろの味方の方に足で掻き出しいくためです。
そして、スクラム最後尾のNO8(ナンバーエイト)というプレイヤーやSHがボールを取り出せたら、取り出した側ボールでのプレー再開となるわけです。
先に説明したボールの投げ入れの理由から、確率的にはボールを入れた方のチームがボールを取りやすいのですが、スクラムでグイグイ押されれば、相手側にボールが渡ってしまいます。
そんな展開で、試合の流れが変わったりすることも良くあるんです。
スクラムは、ラグビーを象徴するプレイの一つ、次、試合を見るときは、何がどうなってスクラムになり、スクラム中どんな事をしているか、そしてその結果はどうなったか、ちょっと前見た試合とは違う視点で見てください(^_^)/~
ラグビーの得点の入り方を教えて!トライ?キック?
ラグビーの試合結果を見てると、多い時は100点超えてたりしますよね?
力の差があれば、109-0とか(これはスクールウォーズ・・・知ってたあなたは40超え?)。
でも、実際、高校ラグビー見てたら100点ゲームの完封試合はたまにありますし、今回のワールドカップでもPOOL Aのオーストラリアvsウルグアイは65-3という大差になってました。
こんだけ点数が入るのは、得点が1点ずつ入るわけじゃぁないからです。
他に、得点がたくさん入るスポーツと言えばバスケットボールが頭に浮かびまずが、あれは基本2点ずつで、他3点とか1点のシュートがあります。
ラグビーは多くの得点が入るのも特徴ですが、素人目にどうなったら点が入ったのか分かりにくいのも特徴かなと思います^-^;
では、何をしたら何点入るのかを解説します。
全部で5種類あります。
インゴールとは、ゴールラインとデッドボールラインの間のことなのですが、つまりは、H型のゴールポストが立っている横のラインを超えて、ボールを地面に着ければ良いと思ってください。
ちなみによく似た形のボールを使うアメフトは相手のエンドゾーンまでボールを持ち込めば得点が入りますが、ラグビーのトライはボールが入るだけではダメで、必ず地面に着ける必要があります。
そして、トライを決めれば5点も入り、更に後に説明するコンバーションキックの権利を得ます。
コンバーションキックでゴールを決めれば2点追加で、トライと合わせると一気に7点も入ることになります。
ちなみに昔は1トライ3点でしたが、徐々に4点、5点と増えていきました。
これは、キックゴールが増えてトライが減った結果として、ラグビー人気が低迷し、観客が減ったことから、トライに与える得点を増やしていったという経緯がありあます。
これは、ゴールポストの中央にトライをしたと認定されますので、コンバーションキックが有利になります。
審判(レフリー)のさじ加減ですね~。
トライの位置の延長線上から蹴るので、トライは出来るだけ中央で決める方が、コンバーションキックを正面から蹴れるので、追加2点の可能性が高まります。
ボールを蹴るトライ位置からの延長戦からであればどこからでもいいので、端っこの方でトライした場合は、あまりゴールに近いと角度がなくて決まりにくくなるので、キッカーが蹴って届く所まで下がってける場合が多いです。
重めの反則とは、故意に相手側に倒れ込むオーバーザトップ、タックル地点に飛びこんでプレーに参加するダイブイン、ボールを持っていない選手にタックルをするノーボールタックルなど、わざと系の反則をされると与えられます。
ゴールポストのクロスバーを超えると3点です。
ゴールポストのクロスバーを超えると3点です。
非常に難しく昔はトライを同じ得点でしたが、トライの項目にあるように時代の流れでトライは5点となっていますが、ドロップゴールは3点のままです。
ラグビーって危険な感じがするけど何でもありなの?
ラグビーを見てると、ぶつかって、ひっぱって、飛び込んで、何でもありなの?って思いがちですが、反則の数はとても多く、細かく規定されています。
その細かい反則を覚えるのはなかなか大変なことですが、どんなプレーがラフプレイにあたるのか、つまり危険なプレーとして反則になるかを見ていきましょう。
ラグビーはタックルをして相手の突進を止めますので、そもそも危険なスポーツです。
しかし、その中でも、これはしてはダメというルールは当然にあります。
まぁ、考えれば当たり前なのですが、殴る、蹴る、踏みつける、投げ飛ばすなどの暴力行為は禁止です。
行えばファールでPKどころか、10分間の一時退場(その間1人プレーヤーが減る)や、繰り返せばレッドでの退場もあります。
あと、とても危険なのが〝ハイタックル〟と言って、肩から上へのタックル、首へのタックルです。
100キロ以上もありつつ100mを10秒台とかで走る巨漢が首へのタックルって・・・常人ならどうなるか・・・想像付きますよね?
いくらラガーマンと言えども、これは危険です。
当然、ペナルティーキックは付与されます。
あとタックル系の反則は、ボールを持っていない選手へタックルするノーボールタックル、タイミングの問題でボールを貰う前にタックルをするアーリータックルや、ボールを離したあとにタックルをするレイトタックルがあります。
タックルをする方向は前からでも、横からでも、後ろからでもOKです。
ボールを持った相手を横からタックルにいって倒すサイドタックルが一番多いです。
一番、迫力があるのは正面から止めに行くフロントタックルですね。
●ワールドカップの勝ち点の計算方法や世界ランキングはコチラ
⇒ ラグビーW杯勝ち点計算|日本の決勝T進出条件|世界ランキング
●ラグビーのポジションを知りたい方はコチラ
⇒ ラグビーのポジションをざっくり簡単に一言で教えて!
●ラグビーのヘッドギアについては疑問が出た人はコチラ
⇒ ラグビーでヘッドギアを付けてる選手は何のために?柄は自由?