ワールドカップやJリーグなどのテレビ中継を見ていると、サッカーをあまり知らない人にとっては、意味不明は言葉が多くでてきます。
今日はその中でも〝ボランチ〟という用語に絞って、お話ししていきたいと思います。
他にもサッカー用語やルールなどについて書いてます。
●>> オフサイドってつまり何?
●>> トップ下ってどこの下?
●>> アディショナルタイムの決め方は?
目次
ボランチの意味は位置?サッカーの良く分からない用語
ボランチって食べ物じゃないんですよ~
うちの娘は、ヨーロッパの美味しい食べ物的な何かと思っていたようですが・・・
(; ̄ー ̄A
ボランチという言葉の意味
ボランチ(volante)とはポルトガル語で〝ハンドル〟とか〝舵取り〟といった意味があります。
サッカーで使われる〝ボランチ〟という言葉はポジション的に使われますが、本来的には位置的な意味ではなく〝舵取り〟という役割的な意味なんですね。
日本のサッカー界でボランチという言葉が使われ出したのは20世紀も終わりに近い頃だと思います。
同じような役割の人の事をイタリアでは〝レジスタ(演出家)〟といいます。
舵取りと演出家では意味は全然違いますが、サッカーにおいての役割としては、まぁ同じような感じです。
ボランチの位置!?
サッカーの位置的情報を表すポジションについては、GK、DF、MF、FWといったポジションがあります。
このMF(ミッドフィルダー)のポジションのひとつにボランチがあります。
先ほども言いましたように、ボランチは本来、位置的情報を表す用語ではなく、役割を表しているのですが、ポジションの位置的情報として使われることが多くなっています。
●基本的なポジションについては、コチラの記事をご覧ください。
⇒ トップ下ってどこの下?
ボランチははMFの中でも少し下がったライン(後方)の中央付近に位置し、守備的ミッドフィルダー(ディフェンシングハーフ)とも言われます。
つまりMFの後ろ、DFの前に位置します。
ボランチの役割は?
ボランチのポジションは、MFの中でも後方の守備的な位置で、DFの手前で相手の攻撃を潰す役割があります。
守備的といっても、敵の攻撃の芽を早めに摘み取り、今度は攻撃に転じます。
ボランチを起点として攻撃が始まるといってもいいでしょう。
正に舵取り役なんですね。
同じくMFの前に位置するトップ下の司令塔とはまた趣が違いますが、ボランチも司令塔の役割を担うんでです、
また、チャンスとなれば一気にオーバーラップして攻撃に加わりもします。
そう、ボランチは攻守にとっても忙しいのです。
ダブルボランチという言葉もサッカーを見ていたら耳にすることも多いと思います。
ダブルボランチはその名の如く、ボランチが2人いるフォーメーションで、1人のボランチが攻め上がると、もう1人のボランチはしっかり守りに徹します。
ボランチは縦横無尽に走りまわり、その運動量は、フォーメーションにもよりますが、相当多くなるキツイポジションです。
ボランチの日本の有名選手と言えば誰?
最後に日本人で有名なボランチの選手を何人かご紹介しておきます。
フランクフルト(ドイツ)← ニュンベルク(ドイツ)← ヴォルフスブルク(ドイツ)← 浦和レッズ
●山口蛍
セレッソ大阪 ← ハノーファー(ドイツ)← セレッソ大阪
●遠藤保仁
ガンバ大阪 ← 京都パープルサンガ ← 横浜フリューゲルス
●稲本潤一
コンサドーレ札幌 ← 川崎フリューゲルス レンヌ(フランス)← フランクフルト(ドイツ)← ガラタサライ(トルコ)← WBA(イングランド)← カーディフ(イングランド)← WBA(イングランド)← ガンバ大阪 ← フルハム(イングランド)← ガンバ大阪 ← アーセナル(イングランド)← ガンバ大阪
●小野信二
コンサドーレ札幌 ← ウェスタン・シドニー(オーストラリア)← 清水エスパルス ← ボーフム(ドイツ)←浦和レッズ ← フェイノールト(オランダ)←浦和レッズ
●福西崇史
現役引退 ← 東京ベルディ ← FC東京 ← ジュビロ磐田
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