平成30年5月24日・・・あのバルサの至宝アンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸移籍が正式発表されました!
もう、ワールドカップ終わったら見にいきます!
ところで、そのイニエスタの年俸が32億円とか報道されていますが、この額はイニエスタのバルセロナでの年俸が10億ちょいだったので、その3倍超えとなり、世界でも片手に入る額でしょう。
そしてJリーグでの年俸としては、それまでの最高は同じくヴィッセルに昨年加入したルーカス・ポドルスキの6億4000万円(9億6000万とも言われてたけど・・)でした。
そもそもポドルスキの額もJリーグでは破格で、J1でもチームの年俸総額がこれを下回る所もあるくらいで、イニエスタの額に至っては、ヴィッセル神戸を含めた全てのJリーグクラブの1チームの年俸総額を余裕で上回る破格なんです!
まぁ、イニエスタの破格の年俸は、その実力に対する評価も当然の事ながら、イニエスタ加入による収益をもちろん三木谷さんは折り込んでの事なのでしょうが。
しかし、Jリーガーの年俸は少ないと言われています。
日本のプロ野球選手に比べても、選手生命が短い上に年俸も結構少ないと言われており、その額は2018年の平均で約2660万円。
2660万円と聞くと、普通の人からしたらかなりの高給になりますが、この額は高額年俸の外国人選手が押し上げている感もあります。
そこで、日本人Jリーガーの平均年俸はいったいどれくらいなのか、チーム単位でランキングを作ってみました。
目次
Jリーグ 日本人の平均年棒チーム別ランキング
ランキングの順位は、2018年最初の各クラブチームの外国人枠を除いた選手の平均年俸で、純粋に日本人だけではありません。
従って在日の選手、Jリーグ提携国枠の選手も含めまています。
※Jリーグ提携国とはタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールの8ヶ国で、外国籍ではないと見なされますし、びっくりするような高額年俸の選手もいないので平均を出すのに含めました。
ランキングでは他に以下の情報が分かります。
※〝+〟をクリックすると隠れている情報が出てきます
順位 | クラブ | 平均年棒 外国人枠除く | 2017年 Jリーグ順位 | 平均年俸 外国人枠含む | 年俸幅 | クラブNO.1 | 年俸総額 | 登録選手 | 平均年齢 | 年齢層 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 浦和レッズ | 4047万円 | 7位 | ③4156万円 | 460万~1億 | 槙野智章(31歳)ら3人 | ⑤10億8080万円 | 26人 | 29.0歳 | 18歳~39歳 |
2 | 川崎フロンターレ | 3478万円 | 1位 | ④3819万円 | 360万~1億2000万 | 中村憲剛(37歳) | ②11億8400万円 | 31人 | 27.8歳 | 19歳~37歳 |
3 | 鹿島アントラーズ | 3135万円 | 2位 | ⑤3585万円 | 360万~9000万 | 内田篤人(30歳)ら2人 | ④11億1140万円 | 31人 | 26.7歳 | 18歳~39歳 |
4 | FC東京 | 2436万円 | 13位 | ⑥2641万円 | 360万~8000万 | 森重真人(31歳) | ⑧9億2420万円 | 35人 | 25.1歳 | 16歳~36歳 |
5 | サンフレッチェ広島 | 2402万円 | 15位 | ⑨2516万円 | 380万~6000万 | 青山敏弘(32歳) | ⑫7億0460万円 | 28人 | 27.7歳 | 18歳~37歳 |
6 | ヴィッセル神戸 | 2344万円 | 9位 | ①5384万円 | 380万~6億4000万 | ルーカス・ポドルスキ(32歳) ハーフナー・マイク(31歳)7800万円 | ①17億2290万円 | 32人 | 27.6歳 | 18歳~36歳 |
7 | ガンバ大阪 | 2189万円 | 10位 | ⑦2606万円 | 380万~1億4500万 | 遠藤保仁(38歳) | ⑦9億6430万円 | 37人 | 24.4歳 | 17歳~38歳 |
8 | ジュビロ磐田 | 2067万円 | 6位 | ⑫2255万円 | 360万~8000万 | 中村俊輔(39歳) | ⑪7億2160万円 | 32人 | 27.3歳 | 19歳~39歳 |
9 | 横浜F・マリノス | 2039万円 | 5位 | ⑩2500万円 | 300万~9000万 | 中澤佑二(40歳) | ⑩7億5020万円 | 30人 | 25.7歳 | 18歳~40歳 |
10 | セレッソ大阪 | 2008万円 | 3位 | ⑧2566万円 | 380万~1億2000万 | 清武弘嗣(28歳) | ⑥10億7790万円 | 42人 | 25.9歳 | 18歳~36歳 |
11 | 清水エスパルス | 1967万円 | 14位 | ⑬2228万円 | 360万~1億 | 鄭大世(34歳) | ⑨7億7980万円 | 35人 | 26.7歳 | 18歳~37歳 |
12 | 名古屋グランパス | 1895万円 | J2/3位 | ②4296万円 | 380万~3億5000万 | ジョー(31歳) 楢崎正剛(42歳)6500万円 | ③11億1700万円 | 26人 | 27.3歳 | 18歳~42歳 |
13 | 柏レイソル | 1820万円 | 4位 | ⑪2267万円 | 300万~7000万 | クリスティアーノ(31歳) 大谷秀和(33歳)6000万円 | ⑬6億8000万円 | 30人 | 25.8歳 | 18歳~35歳 |
14 | コンサドーレ札幌 | 1701万円 | 11位 | ⑭1872万円 | 300万~5000万 | ジェイ(36歳) 小野伸二(38歳)ら3人 3000万円 | ⑭5億8020万円 | 31人 | 28.7歳 | 18歳~39歳 |
15 | 湘南ベルマーレ | 1419万円 | J2/1位 | ⑮1695万円 | 360万~5000万 | アンドレ・バイア(34歳) 菊池俊介(26歳)4500万円 | ⑮5億4240万円 | 32人 | 23.1歳 | 19歳~38歳 |
16 | ベガルタ仙台 | 1471万円 | 12位 | ⑰1450万円 | 400万~4000万 | 石原直樹(33歳) | ⑰3億7700万円 | 26人 | 27.2歳 | 19歳~36歳 |
17 | サガン鳥栖 | 1405万円 | 8位 | ⑯1462万円 | 360万~4000万 | 高橋秀人(30歳)ら2人 | ⑯3億9500万円 | 27人 | 27.2歳 | 18歳~34歳 |
18 | V・ファーレン長崎 | 872万円 | J2/2位 | ⑱910万円 | 360万~5500万 | 徳永悠平(34歳) | ⑱3億0020万円 | 33人 | 27.1歳 | 19歳~34歳 |
Jリーガーの給料の仕組みに呆然
単純に年俸いくらといっても、実は丸々その額が貰えるわけではないんです。
税金で半分くらいになるとかそんな話ではありません。
納税は当然の義務なので・・・。
そうではなくて、 Jリーグでは年俸全額がもらえない契約システム になっているんです。
どういうことかというと、年俸はその中で〝基本給〟〝出場給〟〝勝利給〟に別れていて、年俸満額を受け取るには、全試合に出場し、なおかつ全試合に勝利しなくてはならないのです(*゚Д゚)
それは、まずあり得ません。
普通は年俸プラスアルファとなるところの出来高給的なところが年俸に含まれいて、そこからマイナスされるシステムなんですね。
ですから、年俸満額貰える選手なんていないのです。
基本給の割合や、その他細かい割合はチームや選手によっても違うようですが、そもそも海外のクラブでは、普通、皆が思い浮かべるような基本給の年俸があってそれプラスの出場給や勝利給といった出来高給がプラスされる感じです。
日本のプロ野球だって年俸プラスの出来高給が通常ですから、見た目の数字以上にプロ野球選手よりもJリーガーの年俸は少ないってことになりますね。。
J1のチームでも年俸が300万台や400万台の選手はゴロゴロいますし、J2になれば平均年俸が400万円強、J3にいたっては、プロ契約の選手よりもアマチュア、つまり無報酬の選手の方が多いくらいなんです。
これじゃ、将来Jリーガーを夢見て頑張る少年達が減っていってしまいますよね。
海外のスター選手に多額の投資をするのも良いのですが、日本人の若手プレイヤーにも、もうちょっといい給料を出してあげることは出来ないんでしょうか・・・。