男の子が生まれたら五月人形や鎧兜を飾るご家庭も多いですよね
けど、これらの飾り物について
考えてみると良く分からないことが多々あります
鎧兜も五月人形の一つであることをご存じでしたか?
五月人形は、甲冑を模した兜飾りと鎧飾り
それに武者人形と呼ばれるひとがたの人形と
二種類あるということなんですね
そんな五月人形について出てくる代表的な疑問を
まとめてみました(^^)
目次
端午の節句の五月人形や鎧兜は誰が買う?
誰が揃えるかは地域によっても大きく違っているようです
関西では男女両方の初節句を妻側の実家が用意することが多く
関東では女の子の初節句は妻側の実家、
男の子の初節句は夫側の実家で用意することが多いようです
また、由来としても
初節句の五月人形は、武家の具足(鎧兜)飾りがその原型という時代背景から
夫側の実家で用意していたようですが、それがひな人形と同様に
五月人形も妻側の実家が用意する地域が出てくるなどの変化もあったようです
風習にこだわりすぎて、両家で揉めるといったこともあるようで
そうなってしまっては本末転倒です
皆で柔軟に考えることが一番 ではないでしょうか
端午の節句の五月人形や鎧兜を飾る初節句はいつ?何歳まで?
もともと1年の節目となる日は「節句」と呼ばれ、1年の中で5回あります。
そのうちのふたつが女児と男児の健康を願うもので、
これは、奇数が重なる日に邪気を祓う中国の行事に由来するものだとされています
女児は3月3日の桃の節句、男児は5月5日の端午の節句に毎年お祝いをしますが
このうち、生まれて初めて迎える節句を「初節句」といいます
ただ、首がすわっていない場合は、初節句を翌年に持ち越しますことが殆どです
また、お祝い事には、決まった順番というのがあり
最初のお祝い(百日祝い)をしないうちに、他のお祝いはしない地域もあるようです
従って、早生まれの子や、4月、5月頭生まれの男の子は
翌年の節句が初節句になるということですね
地域によってかなり違ってくるので、それに従うのが一番かとは思いますが
生まれてすぐだと何かとバタバタしますので
首が座ってから、正月を迎えてからというのは、理にかなっていますね
逆に何歳くらいまで飾るのかという問題ですが
とくに何歳まで飾るという決まり事はありません
一般的には、10歳頃になると照れるお子さんも多くなるので
小学校高学年から中学生の頃まで飾られる方が多いようです
ただ、あくまでお子さんのためやっていることですので
本人が喜んでいるのであれば、もっと大きくなっても
飾り続けてあげれば良いのではないでしょうか
端午の節句の五月人形や鎧兜は何時出して何時しまう?
特に決まりはありませんが
春分(3/20、21頃)を過ぎたあたりから4月中旬頃までに飾ると良いようです
しまう時期も飾る時期同様に、特に決まりごとはありません
一般的には5月5日以降、5月の連休や中旬ぐらいまでにしまわれる事が多いようです
また、旧暦の場合は大体1ヶ月遅れになりますので
5月いっぱい揚げられる方も多くいます
また、端午の節句の時期だけでなく、年中飾っている地域もあるくらいですので
特に飾りの時期は気にしなくていいでしょう
ただ、年中ずっと飾っておく場合は
五月人形をだして飾る楽しみはなくなるかもしれません
しかし、五月人形はお子様を守ってくれる「お守り」という意味とするなら
年中飾っておくほうが望ましいですね
まとめ
誰が用意するのか、いつからいつまで飾るのか、
地域によっても様々な風習がありますが
風習にとらわれすぎることなく
お子様の成長を願うお祭りだということを第一に考えて
皆で柔軟に考えることが一番です