じわじわと寒くなってきていますね。
空気も乾燥してきて、こうなってくるとインフルエンザが流行する季節が近付いてきます。
今更の話ですが、インフルエンザとはインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の感染症で、集団感染を起こして大流行することで知られています。
その症状は、急な発熱や全身症状が特徴で、熱は高熱になりがちで肺炎などに重症化する危険もあります。
この恐いインフルエンザを防ぐ手段として真っ先に思いつくのは予防接種ですが、これって効果あるんでしょうか?
そして、いつ頃打てばいいんですかね?
目次
インフルエンザの予防接種はいつまでに打てばいい?
いつまでに打てば良いかというと、当然、流行り出すより前になります。
で、インフルエンザのワクチンは摂取してからしっかり効果が出るまでには2週間くらいが必要だと言われています。
例年、インフルエンザが流行するのは1月~2月頃ですので、そこから逆算すると、遅くても12月の中頃までには摂取し終えないと、せっかく打ったにもかかわらず、肝心なときにまだ予防接種の効果が発揮されていない状況になります。
ただし、13歳未満の場合は2回摂取が必要ですし、13歳以上でも何か別の疾患があって免疫力が低下していると考えられる場合などは、2回摂取を勧められることもあります。
1回目と2回目の摂取の間隔は、出来れば4週間は空けた方が良いと言われていますので、そうすると初回は11月の半ば頃までに受けておくのが良いでしょう。
インフルエンザワクチンが変わった!
インフルエンザウイルスは一つだけでなく、いろんな種類があります。
良く真冬になり、インフルエンザが流行り出すと、ニュースでもA型だのB型だの香港だのって言葉が流れますよね。
インフルエンザはその年によって流行する型が異なりますので、予防接種しても、この型が外れると意味無しになってしまうんです。
で、なるべくそれが外れないよう、その年ごとに流行しそうなタイプを予測し、可能性の高い3種類(A型2種類とB型1種類)のウイルスに対応する〝3価ワクチン〟を2014-2015年までは使っていたんです。
しかし、2015-2016年のシーズンからは、もう1種類加えた4種類(A型2種類とB型種類)のウイルスに対応する〝4価ワクチン〟が導入されることになりました。
インフルエンザ予防接種の効果は?
インフルエンザワクチンを打ったらもうインフルエンザに罹患しないのでしょうか?
そんなことはありません。
先ほど言いましたように、インフルエンザにはいろんな型がありますので、そもそも予防接種したワクチンと違う型には効き目がないですし、それが当たったとしても、100%防ぎ切れるわけではありません。
あくまで、予防接種の目的は以下の2点です。
そう、あくまで発症率を減らすことと、例え発症したとしても軽症で済ますという意味合いが多くあります。
なので、予防接種したのにインフルにかかったとしても、イコール意味がなかったって事ではないんですね。
●予防接種の費用面についてはコチラ
⇒ インフルエンザ予防接種に健康保険は?費用は?定期と任意と集団接種