熱中症を意識しなければならない季節が近づいてきています
今のうちに熱中症について少し理解を深めておきましょう
熱中症の分類と予防・治療に何を飲めば良いのかはコチラでρ゙(・・*)
熱中症の重傷度3分類|予防や治療には何を飲む?スポーツドリンクは?
目次
熱中症にかかりやすい人?ガイドラインの矛盾
まず性別としては女性よりも男性の方が多く発症しており
発生状況的に見ると若い男性はスポーツで
中年男性は労働による発生頻度が高くなっていて
日本救急医学会の診療ガイドラインでも
「男性であることは危険因子の1つであると言える」とされています
しかし、どうなのでしょうか・・・・
そもそもそれは中年が若い人よりスポーツ中に熱中症が発症しにくい訳ではないと思います
ようは、若い男性が真夏の炎天下でスポーツをする人数が多くて
中年男性では労働をしている人数が多いということなんじゃないでしょうかね
全ての年代の人が同じ人数、炎天下でスポーツをすれば間違いなく
高齢者の方が若い男性より熱中症を発症することでしょう
また、男性に多いというのも同じことで
炎天下でスポーツをする人数は、女性より男性の方が多いように感じますし
炎天下での労働も同じように思います
これ、間違ってますかね?
また、同ガイドラインには
アメリカの高校の運動選手を対象とした疫学調査で
約3割の熱中症は2時間を超える練習で発症し
さらにその3分の1は医療従事者が発症現場に不在の時であったとのことです
長時間の連続した練習は避け、指導者が適切に監督する必要がある。
労働による労作性熱中症は、農林、土木、製造業などの肉体労働で発症頻度が高く男性、若年労働者、短い雇用期間は危険因子と報告されているようです
これも、どうもピンときません
3割の熱中症は2時間を超える練習で発症しているから
長時間の連続した練習は避けてって感じですが
そもそも3割って半分以下じゃないですか?
7割は2時間以内の短い時間で発症しているってことなら
矛盾すると思うんですが・・・・
また、「その3分の1は医療従事者が発症現場に不在の時であったとのことです」
とありますが、逆に3分の2は医療従事者がいても発症しているってことです
「労働による労作性熱中症は、肉体労働で発症頻度が高く」とありますが
これも当たり前ですよね
また、高温多湿な環境、飲水の機会が少ないと重症化しやすいようですが
これは納得できます
熱中症予防のための運動の目安
同ガイドラインには
熱中症の発症時期は梅雨明け後の7月中旬から8月上旬にかけてピークとなり
発症時刻は12時~15時前後が最も多くなっています
そして晴天での発症が多いことから
気温は環境要因の危険因子として重要であるとのことです
これも、まぁ「そりゃそうでしょ(‐ε‐)」ってことです
熱中症の発生には 気温・湿度・風速・日射輻射が関係 し
熱中症リスク指標として暑さ指数(WBGT)が推奨されています
梅雨明け前後の暑さのピークで、熱中症の発生リスクが最も高く重症率も高くなりまた、暑くなる前は、真夏よりも低い温度で熱中症が発生しています
暑さ指数と活動の目安を掲載しておきます
暑さ指数(WBGT)とは、湿球黒球温度といい
熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります
暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で
人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です
熱中症と熱射病に日射病
熱中症は高い気温の下で起こる全身の障害を総称したもので
熱射病は熱中症の中の一つです
日射病は、熱射病の一種で太陽の光が原因となって起こるものを指します
つまり、熱中症の中に熱射病があり、熱射病の中に日射病があるということです