カニの旬は寒い季節。
身も心も温まる鍋でカニを楽しみたい、という方も多いのではないでしょうか?
その際に悩むのが「生のカニとボイルのカニのどちらが鍋に適しているのか!」ですよね。
カニは高価なものが多いですから、どうせなら美味しく食べたいところ。
生とボイルのカニはどう違うの?見分け方は?鍋に入れるならどっちが美味しいの?
そんなカニについての疑問について書いています。
目次
カニ鍋をするなら生とボイルではどっちが美味しい?
生のカニとボイルのカニ、鍋にすると味は変わるのでしょうか?
ズバリ結論を言ってしまうと、生のカニの方が美味しいです。
何故かというと、ボイルのカニは一度茹でてあります。
カニに限らず、食品はどうしても一度茹でると旨味が抜けてしまいます。
その上、カニは火を通し過ぎると身が固くなってしまうのです。
それではせっかくの美味しいカニが台無しですね。
その点、生のカニは水揚げされた後、茹でずに冷凍されています。
そのため、 生のカニを鍋に入れると、冷凍凝縮された旨味成分が鍋の中で溶け出し、濃厚なカニのエキスがたっぷりのカニ鍋に 仕上がるのです。
カニはもちろん、カニの出汁で煮込まれた野菜などの具にもカニの味がしみわたり、最後の雑炊まで美味しく食べることができるでしょう。
ですので、カニ鍋をする時はなるべく生のカニを選ぶのがおすすめです。
では、ボイルしたカニはどうやって食べるのがいいのでしょうか?
解凍したら殻をむいてそのまま食べるのが一番美味しいです。
ボイル姿などはプロが茹でたそのままなので、いい状態に茹で上がっています。
生のカニを茹でるのはなかなか難しいので、茹でたカニが食べたい場合はボイルのカニを選ぶのが無難かもしれませんね。
もし焼いて食べる場合もさっと火を通す程度がおすすめです。
カニの生とボイルの見分け方
次に、生のカニとボイルされたカニの見分け方をご紹介します。
カニやエビなどの甲殻類は茹でると甲羅が真っ赤に染まります。
これは「アスタキサンチン」という色素成分が原因です。
アスタキサンチンは、元々赤い色をしているのですが、茹でる前はたんぱく質とくっついて緑色の状態になっています。
ところが、茹でることによってたんぱく質と分離され、本来の赤い色に戻るのです。
生とボイルは甲羅の色で見分けましょう。
●カニの種類の見分け方はコチラで
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カニ鍋は生とボイルでは茹で方に違いはある?
生のカニを鍋に入れる時は、野菜など他の具に火が通ったタイミングで入れます。
しばらくするとカニの身の色が真っ赤に変わります。
その状態ができあがりです。
ボイルのカニを鍋に入れる場合は最後にひと煮立ちするところに入れてください。
どちらにも共通して言えるのが、火を通し過ぎないこと。
あんまり過熱してしまうと身がボソボソになって味を損なってしまいます。
温まったかな?と思ったらサッと取り出してすぐに食べてしまいましょう。
生のカニの方が長く火を入れることができるので、カニの旨味成分も鍋に良く溶けだすため、美味しい鍋に仕上がるでしょう。
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まとめ
生のカニは茹でなければ食べられませんので、カニ鍋などの火を通す料理に向いています。
逆にボイルのカニは茹でてあるので、そのまま食べるのに適しています。
生のカニとボイルしたカニは甲羅の色を見れば一目瞭然です。
茶色っぽい甲羅は生、真っ赤な甲羅はボイルと覚えておきましょう。
生とボイルのカニを食べる上で共通しているのが、火を通し過ぎないこと。
鍋に入れるのが生のカニであっても、無駄に火を通してしまえば味が落ちてしまいます。
カニの身の色が変わったらすぐに食べ始めましょう。
この点に気を付けて、美味しいカニ鍋を楽しんでくださいね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました(^^)/