新学期、新年度を迎えると新しいスニーカー(ランニングシューズ、ジョギングシューズ)を購入する人も多いと思います。
そして、おそらく大抵の人が新品をおろすこのときだけ、靴ひもをシューズの穴に通していくでしょう。
まぁ、元々ヒモを通してくれてる場合もありますけどね。
で、紐が通されていない場合は、面倒な作業ではありますが、自分で通していかねばならないのですが、なんとなく、何も考えずいつもどおりにやっていませんか?
結構、いろんな通し方があって、それぞれ意味があるんですよ。
今日は、代表的な靴紐の通し方と、これって何のためにあるの?って素朴な疑問について書いていきます。
目次
スニーカーの靴ひもは上から通して結ぶ?それとも下から?
何気にしている人も多い靴ヒモ通しですが、これって上から通すのか下から通すのか悩んだことはないですか?
スニーカー系の靴の場合の紐の通し方は、この上から通すか下から通すかだけの違いの2種類が定番の結び方です。
下から通すアンダーラップ
この画像の通し方が、靴紐を左右交互に穴の下から上に通す〝アンダーラップ〟という通し方です。
正式には〝アンダーラップシューレーシング〟。
何も考えずにやるとこれになるかもしれませんね。
一番、最初の穴のところから下から通すパターンと、最初だけは上から通すパターンがあります。
アンダーラップの特徴は、ゆったり履けることです。
シューズの脱ぎ履きがしやすいので、ハイカットの靴には最適です。
紐が緩みやすいのが欠点ですが、圧迫感が少なく、足に適度に馴染むので、長距離走をする場合に向いている結び方です。
上から通すオーバーラップ
この画像の通し方が、アンダーラップとは逆に、靴紐を左右交互に穴の上から下に通す〝オーバーラップ〟という通し方です。
オーバーラップの特徴は、足にしっかりフィットさせることが出来ること。
アンダーラップでどれだけきつく紐を結んでもオーバーラップには敵いません。
締まりがよく緩みにくいので、短距離走に向いている結び方です。
また、ちょっと細めのシューズの場合なんかに、大きめサイズを購入し、オーバーラップでフィットさすなどの使い方も出来ますよ(^^)
アンダーラップで通したのとオーバーラップで通したのを並べてみました。
左がオーバー、下がアンダーです。
あ!アンダーラップの方、一番下の穴のとこ上からになってる^^;
本来は、アンダーラップはここも下から通しますが、私はアンダーラップのときも、ここだけ上から通します。
見栄え的にその方が好きなので^^;
オーバーラップの方がシルエットがシュッとした感じになります。
ランニングシューズとかの足首側の2つの穴はどう使う?
ところでスニーカーの紐を通す穴、これアイレットとか鳩目(ハトメ)って言うのですが、上の方(足首の方)にここって紐通す必要あるんかなぁ?って感じのとこに2つの穴が開いてませんか?
この穴です。2段ハトメって言うそうです。
皆さんはこの穴、どうしてますか? 紐通してます?
なんとも使いにくそうなこの狭い感覚の2つの穴、下の方の穴にだけ通している人も多いでしょう。
実はこの2つの靴ひもの穴を使って、より高いフィット感のある紐じめ効果を発揮する特別な紐通しの仕方があるんです。
それでは画像を交えて順序を解説(・з・)ノ
② 次に①で下から上に出てきた靴ひもをすぐ隣の2段ハトメの穴に上から通してループを作る
③ 反対側も同じようにループを作り、ループの中に反対側の靴ひもを内側から外側に通す
④ 反対側も③と同じようにする
⑤ ループを通した靴ひもを左右ともにキュッと締める
⑥ あとは、余った靴ひもを普通に結ぶ
どうですか?
上の説明で分かりました?
いざというとき、例えばお子さんの運動会で徒競走をするときなんか、この結び方で挑んだら、いつもより速く走れるかもしれませんよ(^^)/
ジョギングシューズとかのベロに靴ヒモ通す?
最後におまけでシューズの〝ベロ〟についてです。
正式には英語で〝タン〟、日本語で〝舌革〟と言います。
まぁ、つまりベロですね(;^_^A
このベロに靴ひもを通す所が付いていますよね?
〝シュータンホール〟とかいうところです。
下の画像のグレーの部分 ▼
シューズのベロは、足の甲に当たる部分になりますが、可動できるようになっていて、個々で形の違う人の足とシューズのサポート性を高め、スムーズな動きや足の保護に一役買っています。
また、泥よけでもあります。
シュータンは靴の中にズレ込んでイライラさせられることがありますが、シュータンホールがある靴だと、靴ヒモでベロを持ち上げているので、ベロの靴の中へのズレを抑制できます。
しかし、このシュータンホールがあるにもかかわらず、そこに紐を通さない人がいます。
まぁ、もちろん好き好きなのですが、思いの他シュータンホールに紐を通すべきなのかどうかが分からない、あるいはその存在を知らなかったという人もいます。
見た目的に、通していない方が好きって人もいますが、特にそう感じなければ、通しておく方がイライラさせられる事なくて良いと思いますよ。
見た目と実用性の両方を取るなら、片方だけ通しておくのもありですね。
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