混雑時の新幹線席選び|自由席・指定席・グリーン車|料金は?繁忙期と閑散期

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お盆に年末年始、大型連休となれば高速道路は大渋滞の車の列、そして新幹線は座れずに通路やデッキに溢れかえる乗客のニュースが流れます。

ところで新幹線って自由席とか指定席とかありますけど、混雑時はどの切符を買うのが賢いのでしょうか。
それでは、①新幹線の混雑時の座席選び ②自由席、指定席、グリーン車の違い ③新大阪~東京間の座席別の料金 について書いていきたいと思います。

目次

連休混雑時の新幹線の座席選びはどれがいい?

新幹線は混雑時になると、自由席では座席に座れない乗客が出てきます。
いわゆる乗車率100%を越えている状態ですね。

指定席に溢れ変える自由席の乗客

新幹線によく乗られる方なら体験したことがあるかもしれませんが、指定席の車両にも関わらず通路には立席の乗客が溢れかえっていることがありますよね。
これって、自由席の車両に入りきらない乗客を、車掌が指定席車両に誘導している結果なんですよ。
これって、どう思いますか?

せっかく高い余分にお金を出して指定席に座っているのに、そのすぐ横には自由席から溢れてきた乗客が所狭しと立っている状態です。
いくら座れているとはいっても快適性は完全に損なわれますよね。
けど、これは仕方のないことなんです。

 指定席の料金は、あくまで〝席の確保のための料金〟であって、快適空間提供の料金ではない んですね。
快適空間を望むのであれば、グリーン車に乗る必要があるのです。
グリーン車には例え、自由席や指定席が大混雑でも、溢れかえった乗客がなだれ込んでくることはありません。
勝手に入ってくることはありますが、もちろん違反です。

座席選び ~空いてるとき、混んでるとき~

自由席と指定席、空いているときなら何処でも自由に座れる自由席の方が断然いいでしょう。
料金も安いしですし。
あと座席自体は基本的には自由席も指定席も同じですからね。
2列と3列のシートが通路の左右に並んでいる配列のやつです。
ただ、一部の列車では車両内の座席配置が異なって、左右に2列ずつの座席配置の指定席車両もあります。
この場合は、指定席の方がゆったりしています。
けど、空いているならやっぱり自由席の自由度が最高です。
指定だと、もしその列車に間に合わなければ、高く払った分はオジャンです。

逆に混んでいるときは、自由席だと座れない危険性が出て来ます。
乗車時間が短ければそれでもいいですが、何時間も立ちっぱなしはゾッとします。
小さいお子さんがいれば、かなりきついでしょうね。

大混雑時は、指定席車両に自由席の人達が入ってくることはありますが、それでも座れるだけでも相当有り難いので、混雑時は指定席がお薦めです(^^)

ちなみに、自由席に座る席が無くて、指定席に空きがある場合は、追加料金を車掌さんに払えば、そこに座ることが出来ますよ。

あと、どうしても快適空間を望むならかなり高くなりますが、グリーン車をチョイスするしかありません。
料金については、後ほどご紹介します。

新幹線の自由席と指定席とグリーン車の違い

JRには自由席と指定席、それにグリーン車の指定席があります。
これは3つの区分けがあるのではなく
 ① 自由席と指定席 
 ② 普通車とグリーン車 といった2つの区分方法があるということなんです。
つまり、この組み合わせによって4つに分けることが出来るのですが、新幹線にはグリーン車は指定席しかないので、実質3区分になります。

それでは、その3つの区分の座席のそれぞれの特徴、違いを見ていきましょう。

●自由席
乗車券と自由席特急券で乗車できます。

空いている席に座るというスタイルなので、座れる保証はありませんが、空いていれば何処にでも座れるというメリットがあります。

●指定席
乗車券と指定席特急券で乗車できます。

座る座席が決まるということは、乗車する列車自体も決まるということなので、乗り遅れないようにしなければなりません。
ただ、乗り遅れれば完全にアウトというのではなく、後から来る列車の自由席であれば、乗り遅れた指定席特急券で乗車する事はできます。

山陽新幹線、九州新幹線だけを走る列車の指定席は、座席が広めの車両がありますが、基本的には自由席と違いがありません。
また、フットレストやレッグレスト、読書灯などは付いていません。

知っておくと便利な事として、自由席で乗車していても、追加料金を支払う事で指定席に座ることも出来ます。
ただ座席指定されていないので、後にその座席の特急券を買った人が来たら譲って別の場所に移動する必要はあります。
混んでいるシーズンに、自由席で乗車したけど座れなくて、指定席が空いているという状況だと、なかなか使える技です。

●グリーン車
乗車券と指定席特急券、それにグリーン券で乗車できます。

一言で言えば、上等な指定席ですね。
自由席と比べると、座席の幅も、前の席との間隔も、大幅に拡大されていて、ゆったり座ることが出来ます。
また、車両により違いもありますが、シートの座り心地も良く、リクライニングは大きく倒すことができ、全席コンセント、読書灯、フットレストにレッグレスト、手すり、肘掛けテーブル、背面テーブルなど、設備も充実しています。
ブランケットの貸し出しなんてサービスもありますね。
のぞみのグリーン車にはパーサーが乗務していたりもします。

そして、後はやっぱり雰囲気ですかね(-。-)y-゜゜゜
照明の雰囲気も落ち着いていて良い感じですし、子供連れや若者グループという層が余り乗っていないので、静寂感があります。
まぁ、うるさい人が乗ってるときもありますし、子供がギャーギャーしていることもたまにはありますが・・・
「グリーン車ではお静かに・・・」というのは少なくとも暗黙の了解でしかありませんので、皆に空気を感じ取ってもらうしかありません。

新大阪~東京間の座席別料金は?

新幹線の料金っていうのは、結構複雑です。
いろんな割引きとかもありますしね(^^)

ここでは、自由席、指定席、グリーン車の値段がどれくらい違うのかを知って頂くために、新大阪から東京間の料金だけをご紹介しておきます。
ちなみに、東京駅が品川駅になっても同じ料金です。

■ 新大阪~東京(品川)間 座席別料金(のぞみ・通常期)

席の種類料金料金内訳
自由席13,620円
8,750円 乗車券 
4,870円 自由席特急券
指定席14,450円8,750円 乗車券 
5,700円 指定席特急券
グリーン車
(指定席)
19,230円8,750円 乗車券
5,180円 指定席特急券
5,300円 グリーン券
※ 指定席特急券は繁忙期プラス200円、閑散期マイナス200円。
※ こども料金は半額。5円の端数は切り捨て。

いずれの場合も乗車券が必要で、自由席か指定席かで830円だけの違いがあり、グリーン車になれば指定席プラス5,300円いる形ですが、指定席料金が510円安くなります。
こうやって見ると、東京、新大阪間の自由席と指定席の料金差は繁忙期でも1,030円と全体の1割にもなりません。
混雑している時期は要検討ですね。

グリーン車は、自由席料金から4割ちょっと高くなりますが、使う人は繰り返し使いますので、それだけ価値はあるということでしょう。
新幹線のグリーン車も路線により、あるいは車両により、その快適度は違ってきますので、使う機会があって、ゆとりがあるのであれば、一度、ご自身の感覚で、5割近い割増しの料金を出す価値があるかどうか確認されてはどうでしょうか?

最後に繁忙期(はんぼうき)とは、正月、春休み、GW、夏休み、年末で、閑散期(かんさんき)とは、1月後半、2月、6月、9月、11月、12月前半の月曜から木曜のうち、祝日とその前日を抜いた日です。
日にちは、その年の暦によっても変わってくる可能性がありますが、覚えておくと良いでしょう。
ちなみにシルバーウイークは通常で、繁忙期には入りません。
 

まとめ

  • 新幹線の指定席の車両に立席で、自由席の乗客が溢れる返ることがあるが、指定席は座席確保の料金を払っているに過ぎないので、文句はいえない

  • グリーン車は快適空間を提供しているので、グリーン車以外の乗客が立ち入ることは基本的にない

  • 乗客の少ない閑散期は、自由に席を選べる自由席の方がいい

  • 乗客の多い繁忙期は、座席確保のため指定席が賢い

  • 自由席に座る席が無くて指定席に空きがあれば、追加料金さえ払えば指定席に座れる

  • 自由席と指定席の料金差は10%もないが、自由席とグリーン車の料金差は50%近くもある
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    コメント

    • グリーン車の料金が間違っています。
      乗車券とグリーン券は合っていますが、指定席特急券は520円引きの5180円です(通年同額)。

      by とーりすがり 2016-02-21

    • >とーりすがりさん

      ご指摘ありがとうございますm(_ _)m
      早速、修正しておきました。

      by sanmon 2016-02-22

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