ギネスブックの記録更新!!
超電動リニアが時速603kmの有人走行に
成功しました
目次
時速603kmの有人走行でギネス認定の超電動リニアって?
冒頭に書いたように、JR東海が4月21日
山梨県の山梨リニア実験線(総延長42.8km)で高速走行実験をした
リニア車両〝L0系〟が時速603kmをマークし
鉄道での有人走行の世界最高速度 として
ギネスブックに認定されました(^_^)/
同社のリニア新幹線は1997年に走行試験が開始され
それからの記録は、1999年に552km/h、2003年に581km/h
2015年に590km/hと少しずつですが着実に記録を伸ばし
今回、遂に時速600kmを突破したということになります
リニア新幹線は、 12年後の2027年(平成39年)の開業を目指して おり
営業時の最高速度は時速500kmの予定 です
いやぁ、すごいですね超電動リニア!
ところで超電動リニアって何だと思います?
これ、〝磁気浮上式リニアモーターカー〟のことなんです
これをJR東海では超電動リニアと呼んでるんですね
また、国交省では〝超電動磁気浮上式鉄道〟とも言うようですし
〝JRマグレブ〟っていう呼び名もあるそうです
〝マグレブ〟は英語で〝磁気浮上〟のことです
磁気浮上式リニアモーターカーという名称で
ある程度の想像は付くとは思いますが
どんな仕組みかというと
車両に搭載した超電導磁石と
地上に取り付けられたコイルとの間の磁力によって
浮き上がって走行する ため摩擦が無くなっていくことで
時速500km、600kmというハイスピードが実現出来るんです
中国やアメリカが開発中の真空チューブリニアって凄いの?
超電動・・・磁気浮上式リニア、コイツは凄いですが
更に凄いやつがいた(゚Д゚)
な、なんと戦闘機並みの時速3000km(マッハ約2.5)で走る
スーパーリニアを開発している国があったのです(゚Д゚)(*゚Д゚)
その国は中国とアメリカ
こいつは〝真空チューブ式〟というやつで
まぁ時速3000kmっていうのはあくまで理論上で
まだ実現こそしてないようですが
東京-新大阪間だと、な、なんと10分 というとんでも時間
間に停車駅があれば、その停車時間の方が長そうです
この真空チューブ式とは
チューブの内部を、外気から遮断して真空状態にすることによって
摩擦力や空気抵抗をゼロとし
わずかなエネルギーで高速で移動できるようにするという仕組みです
ただ、試作機の最高速度は時速50kmにとどまっているそうな
まだまだ現実化までの道のりはありそうですが
着実に進んでいくんでしょうね
けど、この真空チューブ式の鉄道
実は50年以上前から日本では研究されていたそうです
その名も〝ロケット列車〟
ただ、加速時の加速が約30Gで人は内臓破裂で死亡するとか
あまりの高速で安全に止まれないなどの理由で
開発担当者が亡くなったのを機に、開発はストップしてしまっています
現在運行中の世界の新幹線たちの最高速度は!?
新幹線の営業時の最高速度って時速何キロかご存じですか?
1964年に東京オリンピックの開催に合わせて開業した東海道新幹線の
営業時の最高速度は時速210kmでした
今は、新幹線と一口に言っても、いろんな路線、いろんな車両がありますし
時代とともに運行速度も変わってきているので
はっきり知らない人も多いんじゃないかと思いますが
現在は、東北新幹線で東京-新青森間を走っているはやぶさ(E5系)が
宇都宮-盛岡間でマークする時速320kmが最速です
ちなみに山陽新幹線の〝のぞみ〟(500系・700系・N700系)が
時速300kmで2番手となります
同じのぞみでも東海道新幹線の営業区間での最高速度は
時速285kmまでしか出せません
それでは世界の新幹線はどれくらいのスピードで走っているんでしょうか
実際に営業している鉄輪の車両だけで見てみると
以下の3つが時速320kmで並びます
320km/h 574.8km/h(2007年) フランス TGV
320km/h 406.0km/h(1988年) ドイツ ICE
320km/h 365.0km/h(2005年) 日本 新幹線
他、最高速度300kmで営業しているのが
・スペインのAVE
・イタリアのTAV
・韓国高速鉄道のKTX
・台湾高速鉄道のTHSR
・中国鉄路高速のCRH3
・ドーバー海峡を横断しイギリス・フランス・ベルギーを走るユーロスター
・フランス・ベルギー・オランダ・ドイツを走るタリス
などです
以上は、全て鉄の車輪で走る鉄道ですが
実は、中国で〝上海トランスラピッド〟とう
磁気浮上式の高速鉄道が既に運行しているんです
しかも13年も前から
そして、その最高速度は、なんと・・・・
時速430km
まぁ、その速度で運行しているのは
一部の区間の日中のみのようですが
すごいですね
果たして、日本の超電動リニア開通予定の12年後
世界の高速鉄道事情はどのようになっているか
楽しみでもあります
ひょっとしたら、今では思いもつかないような
輸送手段が誕生していたりするかもしれませんね(^^)