器械体操を子供がすると身長が伸びない?関節痛めて?筋肉付きすぎて?

180419-taisou-joshi-se

オリンピックなんかを見てると、器械体操の選手って凄いですよね。
人間離れした技をどんどん決めていきます。

ところで体操選手って男子も女子も小さな人がほとんどですよね。
当然、彼ら、彼女らは、小さい頃から体操をはじめた人ばかりです。
小さい頃から・・・成長期に・・・器械体操をしていると背が伸びないなんて話を耳にすることもあります。

やはり、成長期に器械体操を頑張ってしまうと成長に影響が出るものなのでしょうか?

目次

器械体操を子どもの頃からすると身長が伸びない?代表選手はどんな感じ?

それではまず、小さいイメージのある体操選手の身長は本当に低いのか?

それと、その選手達が体操を始めた年齢は何歳くらいからなのか?

2016年のリオデジャネイロオリンピックの日本代表選手で見てみましょう。
ご確認ください。

男子
内村 航平 162cm  3歳
田中 佑典 166cm  7歳
加藤 凌平 163cm  9歳
白井 健三 162cm  3歳
山室 光史 159cm  7歳
女子
寺本明日香 142cm  7歳
村上 茉愛 148cm  2歳
杉原 愛子 149.5cm 4歳
宮川 紗江 148cm  2歳
内山 由綺 160cm  幼少期
※日本体操協会 日本代表プロフィールより抜粋
https://www.jpn-gym.or.jp/artistic/

 

サンプルは少な目ですが、やはりイメージ通り小さいですね。

けど、女子の内山選手は日本人の成人女性の平均身長よりも高いです。

そして、みんなやっぱり小さいときから体操を始めています。

まぁ、いつから本格的にやったのかは定かではありませんが、やっぱり小さいときから体操漬けで、背があまり伸びなかったのでしょうか?

器械体操を子どもの頃からすると関節を痛めて背が伸びない?

器械体操をすると背が伸びにくいと言う人の根拠のひとつに、高い所からの着地の衝撃や、無理に止まろうとする動きで骨端線を傷付けるというのがあります。

 骨端線とは骨の端にある成長軟骨 です。
 

確かに、昔は器械体操の器具も発展途上で、床運動の練習も直接床で行ないマットもなかったり、鉄棒、つり輪、跳馬、段違い平行棒などフィニッシュで高い所から跳び下りる競技も、今のようなショックを吸収するマットではなく、膝や他の関節に大きな負担がかかるマットでした。

しかし今では、関節を痛めるような事は十分に考慮され、器具が改善されています。

練習をする際の補助マットは、体のどこから落ちてもケガを防いでくれる程のものです。

またジャンプをする際もバネが補助をしてくれます。

跳馬の助走をする場所にさえクッションが入っているくらいで、 関節に対しての考慮は他のスポーツと比べても群を抜いている んですね。
 

そもそも、骨端線を痛めるような状態になれば、まともに練習など出来なくなるでしょう。

そういう意味でも、同じ器械体操をするなら、しっかりと設備が整ったところでさせて上げたいですね。

しかし公立学校の部活などでは、その辺りが行き届いていない学校もあるのも現状です。

競技に有利な身長

器械体操と違って、バスケットボールやバレーボールをすると背が伸びるという話も聞きますよね。

これ、果たしてどうなんでしょうか?

確かにバスケやバレーのトップアスリートは男子も女子もとんでもなく背の高い人が多くいます。

けど、バスケもバレーも何度も何度もジャンプをして着地をします。

もちろん、体操とは高さが違いますが、床にはクッションなどなく硬い床ですよね。

バスケはストップ&ゴーもとても多いスポーツです。

けど、骨端線を傷付けて成長が止まるなんて話は聞いた事がありません。
 

もう、お気づきかとは思いますが、バスケットボールやバレーボールの選手が大きいのは、背が高い選手が有利だからです。

ただ、身長が必要なウエイトが少ないポジションの選手は、結構小さい人もいますよね?
 

同じ様に体操も、背が低い選手の方が有利というのがあるのではないでしょうか。

もちろん、大柄な選手も演技を大きく見せられるという点では小さい選手よりも有利なのですが、いろいろな技を繰り出すには小柄な選手の方が軽くてプラス要因にでしょう。
 

器械体操を子どもの頃からすると筋肉が付きすぎて背が伸びない?

器械体操で大成するには、強靱かつ柔軟な筋肉が必要です。

ですから、柔軟も筋トレも小さいうちから結構します。

また、競技、練習を常にすることで、個人差はありますが自然と筋肉は付いていきます。

そして、この筋肉が付き過ぎると、骨の成長を阻害するという話も耳にします。

しかし、これにも医学的な根拠はないんですね。
 

むしろ筋トレをすること、運動をすることは成長ホルモンが分泌され、身長が伸びることにも繋がるはずです。

そもそも、他のどんなスポーツにおいても一流選手になるには筋力は必要不可欠でしょう。
 

それよりも影響があるのは、器械体操の選手は体重が増える事はやはりマイナスですので、 体重を落とすために無理な減量 をしたり、減量まではいかなくても必要以上に食事を摂らないといった事をすることは身長の伸びにも影響が大きいと思われます。

身長を伸ばす基本は〝良く動いて、しっかり食べて、たっぷり眠る〟ことですからね。
 

栄養摂取を無理なく補助するにはこんな方法もあります。
メディアで話題の成長期応援サプリメント【Dr.Senobiru】

まとめ

  • 器械体操のトップアスリートはたいてい背が低い
  • 器械体操の一流選手でも平均より背の高い人もいる

  • 器械体操をすると着地などの影響で骨端線を傷付けて成長が止まるというのは都市伝説

  • 器械体操をすると筋肉が付いて骨の成長を阻害するというのも都市伝説

  • 器械体操は体重が軽い方が有利だが、成長期に減量などをすると身長の伸びにはマイナス要因
  •  

    おすすめ記事

    • Pocket
    • LINEで送る
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    コメントを残す




    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    Menu

    HOME

    TOP

    Back to Top ↑