サッカーは11人でするスポーツですが、11人のうちゴールを守るゴールキーパー以外は、野球のようにしっかりとポジションが決まり切っていません。
キーパー以外の10人の事をフィールドプレイヤー(FP)と言いますが、ポジションの割り振りは戦術によって違い、その配置は様々です。
その中でトップ下と呼ばれるポジションが出てくるのですが、それが何処なのか、何が役割なのか分かりにくい人も多いようです。
サッカーのポジションって、呼び方が変わっていったり、時代の流れで新たな戦術が生まれれば、新たな役割のポジションが生まれたり消えたりと分かりにくい部分があるんですよね。
他にもサッカー用語やルールなどについて書いてます。
●>> オフサイドってつまり何?
●>> ボランチって位置?役割?
●>> アディショナルタイムの決め方は?
目次
トップ下ってどこの下?サッカーのよく分からない用語
まずは、ホントにさっぱりって人のためにサッカーの基本的なポジションをざっくりと。
サッカーの基本的なポジション
これは誰でも分かりますよね。
唯一、人数が1人と決められたポジションです。
●DF ディフェンダー
主に守備をする最後列のポジションです。
バック(ス)と呼ぶことも。
●MF ミッドフィルダー
攻撃も守備も担う中央列のポジションです。
ハーフとかミッドとか呼ぶことも。
●FW フォワード
主に攻撃をする最前列のポジションです。
これを、トップともいいます。
一昔前のサッカーは両サイドにもFW、つまりウイングを置く布陣が主体でした。
キャプテン翼がジャンプで連載の始まった頃はまだまだそうでしたね。
けど、全員攻撃全員守備のトータルフットボールが主流となり、ウイングの役割はサイドのMFやDFが担うようになってきまいきます。
トップの下ということは?
トップと言う言葉が出てきましたね。
そう〝トップ = フォワード〟です。
つまりトップ下とは前後の位置関係で言えばフォワードの下に位置します。
左右の位置関係で言えば真ん中です。
では、FWの下、つまり後ろなのでMFになるのでしょうか?
それともFWになるのでしょうか?
これは、きっちり線引きをしてしまうのは難しいところなのですが、基本的にはMFの範疇に入ります。
後方のFWではなく、前方のMFですね。
つまり、役割が多く細分化されている MFの中でも最前列の攻撃的なMF ということになります。
トップ下の役割は?
日本ではトップ下という言葉は良く聞くサッカー用語です。
司令塔なんて呼ばれたりもするトップ下の選手の、主な役割はこんな感じ。
パスやシュート、ボールのキープ力はもちろんのこと、広い視野と瞬時の状況判断能力が必要です。
しかしサッカーの戦術や考え方の変貌により、近年ではトップ下に位置する選手が自由にプレーするスペースが無くなってきて、次第に役割がシャドーストライカー的に変貌してきている状況です。
シャドーストライカーとは、センターフォワードのやや後方(影)から飛び出して得点するストライカー的な意味であり、主にセカンドトップの選手がその役割を担いますが、近年はトップ下の役割が前のめりになってきている感じです。
サッカーの位置的なポジションはFWが1列目、MFが2列目、DFが3列目とも呼ばれるのですが、セカンドトップやトップ下は1.5列目などとも呼ばれます。
トップ下の日本の有名選手といえば誰?
皆がずっとトップ下をしているわけではないですが、トップ下と言えば頭に浮かぶ日本の選手を現役中心に数名あげておきます。
CFパチューカ(メキシコ)← ACミラン(イタリア)← CSKAモスクワ(ロシア)← VVVフェロン(オランダ)←名古屋グランパスエイト
●香川真司
ドルトムント(ドイツ) ← マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)← ドルトムント(ドイツ)← セレッソ大阪
●清武弘嗣
セレッソ大阪 ← セビージャ(スペイン)← ハノーファー(ドイツ)← ニュンベルク(ドイツ)← セレッソ大阪 ← 大分トリニータ
●中村憲剛
川崎フロンターレ
●中村俊輔
ジュビロ磐田 ← 横浜F・マリノス ← エスパニョール(スペイン))← セルティック(スコットランド)← レッジーナ(イタリア)← 横浜マリノス
●中田英寿
現役引退 ← ボルトン(イングランド)← ボローニャ(イタリア)← ACパルマ(イタリア)← ASローマ(イタリア)← ペルージャ(イタリア)← ベルマーレ平塚
●ラモス瑠偉
現役引退 ← ベルディ川崎 ← 京都パープルサンガ ← ベルディ川崎 ← 読売サッカークラブ ← サアジFC(ブラジル)
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