スポーツを始める前のウオーミングアップにストレッチ!
スポーツを終えた後のクールダウンにストレッチ!
ケガの予防にストレッチ!
ケガのリハビリにストレッチ!
お風呂上がりにストレッチ!
いやぁホント、ストレッチって大事ですよね~( ̄▽+ ̄*)
ストレッチの重要性は日本の皆さんご存じで、すっかり浸透していますね
では、皆さんはどういった目的でどんな時に
ストレッチをしていますか?
もし、今まで一生懸命やってきたストレッチが
「それ、意味ないから(・`□´・)」
「なんなら、逆効果だし (-。-)y-゜゜」
とか、言われちゃったらちょっとショック?
目次
ストレッチにケガの予防効果がないってホント?
ストレッチとは英語で「伸ばす、広げる、伸長する」といった意味があります
そう、ストレッチ体操、ストレッチングとは
筋肉や腱を伸ばして、柔軟性を高め
ケガを防止する効果があるハズ・・・ですよね?
これ、確かにそのとおりなんです・・・・
「なんや、え~んかい!
ビックリさすなやσ(^^;)」って思いました?
そう、確かに筋肉や腱自体は切れにくくなり
そして痛めにくくなるので、肉離れなども起こしにくくはなります
しかし、 捻挫はストレッチを入念に行うことによって逆に起こしやすく なり
また転びやすくもなるので、骨折などのケガもしやすくなるそうです
オーストラリア軍の調査では
ストレッチはケガの防止に全く効果がないという結論を出していたようですが
全く効果がないわけではなく
効果がある面もあれば、逆効果の面もあるということだったんです
では、どうして、転びやすくなったり
捻挫や骨折をしやすくなるのでしょうか?
実は、筋肉や腱をしっかり伸ばしてあげ、柔軟性が高まると
その筋や腱が縮んだ状態のときに
簡単に言えばタルタルになってしまうんです
タルタルになってしまうことで
踏ん張りが効かなくなり、関節可動域の許容範囲を超えてしまって
捻挫をしやすくなるという仕組みです
また、踏ん張りが効かずに転倒
結果、骨折というパターンも増えるということなんですね
このようにケガの予防という観点からはプラス面とマイナス面があるのですが
それともう一つ、スポーツをする人にとって見逃せない事があります(。・ω・)ノ
なんと、 ストレッチを行うことで筋力や瞬発力が落ちる んです(*゜Д゜)
スポーツ選手にとっては重要なパフォーマンスが
ストレッチを行うことで下がってしまうんですね
けど、このような事実は、日本では余り浸透していません
なので、未だに従来のストレッチを真面目に真面目に
競技前に行う選手が多いのですよ
動的ストレッチと静的ストレッチ
運動前にストレッチを行うことによって
運動能力が落ちてしまい、捻挫や骨折をしやすくなるのなら
例え、筋肉や腱の損傷予防になったとしても
やった方がいいのかどうか悩みますよね?
プラス面よりマイナス面の方が多そうだから
止めたとしても
筋や腱のケガは多くなってしまうかも・・・・
これ、ようはストレッチをするタイミングと
ストレッチの種類が解決してくれます(^^)
何も今までしていたストレッチが悪い訳ではないんですよ
筋肉や腱の柔軟性はすごく重要です
だから、しっかりと今までどおりストレッチしてくださいね
「え?けど、パフォーマンスが落ちて、捻挫とかしやすくなるんじゃ?」
って思われるでしょうが大丈夫ですv(・∀・*)
ダルダルになった 筋肉や腱は2時間くらいで元に戻ります から
そうです、つまりウォームアップで行わなければいいんです
従来のストレッチはいわば静的ストレッチなのですが
これは副交感神経の働きを高める効果があるのでリラックスできます
そう、今から休んでいこうというタイミングに適しているんですね
運動後とか寝る前とか・・・
なのでスポーツ開始前のウォームアップ時
今から大事な試合の時などに
この静的ストレッチ
スタティックストレッチというのですが
これを一生懸命行うのは、ちょっとズレちゃってたってことなんですね
じゃ、ウォームアップ時にはどうすればいいのか?です
勘の良い方はもう分かっているかもしれませんね
そうです。静的ストレッチがあるのなら動的ストレッチもあるんですよ
あ、タイトルにも書いてましたねσ(^◇^;)
静的ストレッチは
時間をかけて負荷を与えながら筋肉自体を伸ばす運動 ですが
動的ストレッチは
可動域の8割程度で関節を繰り返し動かすという運動 を行います
この動的ストレッチ
ダイナミックストレッチと言うのですが
実は、いろんな所で取り入れられているんですよ
サッカーのブラジル体操に野球のマエケンダンス
動的ストレッチ=ダイナミックストレッチは
サッカー王国ブラジルでは、ウォーミングアップで昔から取り入れられています
今、現在のブラジル代表はネイマールをはじめ皆、行っていますし
昔はジーコやペレといった大スターもダイナミックストレッチをやってました
サッカー経験者ならブラジル体操なら知っているかもしれませんね
ブラジル現地ではアロンガメント・ジナミコって言うそうですが
これが、ダイナミックストレッチの代表格なんです
ブラジル体操動画
サッカー界で一番浸透しているダイナミックストレッチですが
日本のサッカー界で最初にブラジル体操を取り入れたのは1960年代後半
当時のヤンマーディーゼル(現、セレッソ大阪)でした
最初は奇妙な踊り程度にしか見られなかったようですが
Jリーグ発足後、同チームの躍進は現在に至ります
そのセレッソの効果もあって
多少は他のスポーツでも取り入れられることはあるようですが
まだまだ その浸透は小さなもの です
最近では、プロ野球、広島東洋カープのエース
前田健太が独特のウォームアップをしてるのを
ご覧になったことがありませんか?
俗に言うマエケンダンスというやつです
サッカーと違って野球のピッチャーなので肩、肘中心ですが
あれも紛れもなくダイナミックストレッチなんです
マエケンダンス動画
ウォームアップにはダイナミックストレッチ
既にお伝えしましたようにダイナミックストレッチは
可動域の8割程度で関節を繰り返し動かすという運動を行います
それでは、ダイナミックストレッチが何故
ウォームアップに良いのかを簡単に(^^)
筋肉には、筋肉を動かすための信号を出す神経がいくつもあります
これを車のエンジンの点火プラグのようなものだと考えてください
安静時はこの点火プラグの点火タイミングがバラバラになっています
これは、筋肉が急に力を入れたときに切れたりしないように
わざとバラバラになっているんです
しかし、ダイナミックストレッチをすることによって
バラバラのタイミングを揃え
筋力、瞬発力をアップさせることが出来ます
同時に柔軟性もアップしています
これは、筋肉が温まってネバネバして柔らかくなるからなんです
筋肉はお餅のような性質をしているんですね(。・ρ・)
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