フケがすごく出る人は、シャンプーの仕方が根本的に間違っていることが多いです。
洗髪方法ひとつで驚くほどフケが出なくなる事もあるんですよ!
今日はフケの多い人のための正しい頭皮の洗い方、フケ対策のおすすめシャンプーについて書いていきます。
洗髪方法は、フケが出でいない人にもおすすめ出来ますよ。
目次
フケ対策で一番大事な正しい頭皮の洗い方は?
何日もお風呂に入らず頭を洗っていないと、普段フケが出ない人でも出てきますよね。
やっぱり「しっかりシャンプーして毎日しっかり洗わないとね~。」と思い、フケが出だしたら、たっぷりのシャンプーを使って、いつも以上にゴシゴシゴシゴシしっかり洗う人がいます。
確かにしっかり頭を洗えば、頭皮はすっきりし、そのとき蓄積していたフケはしっかり取り除けるでしょう。
けど、洗いすぎは新たなフケを大量発生させる原因になるんです。
早い人だと、しっかり頭を洗ってさっぱりし、お風呂から出て頭を拭いていると、既に新たなフケが出てくるなんてこともあるくらいです。
これは、いったいどういう事なのでしょうか?
シャンプーをし過ぎると?
頭皮には皮脂(皮脂腺から分泌される油)というものが存在します。
皮脂が多すぎると、つまり頭がベタベタした感じになるわけです。
まぁ、ありすぎるのも良くないのですが、 皮脂には頭皮を雑菌から守ったり保湿をしてくれる役割がある んですね。
これを、シャンプーし過ぎて皮脂を取り除きすぎると、その役割が担えません。
保湿効果が無くなれば、頭皮は当然に乾燥します。
頭皮が乾燥すれば、パラパラとした乾いたフケが余計に出やすくなってしまいます。
この乾いたフケは乾性フケといいます。
また、雑菌からのバリア機能も弱まりますので、頭皮にダメージを与える危険性が高まります。
頭皮がダメージを受けると雑菌が繁殖し炎症を起こすと、脂質を含んだ角質細胞が剥がれ落ち、ベタベタしたフケが出るようになります。
この湿ったフケは脂性フケといいます。
正しいシャンプーの手順を解説
フケには頭を洗わないのもいけないし、洗いすぎてもダメ。
では、どのようにするのが良いのか、正しい手順と洗い方をご紹介します。
フケで悩んでいる人は、実践してみてください。
こうすることで頭皮にたまったフケを外に出せますし、ホコリや汚れも落ちやすくなります。
クシでとくほどでもない短髪なら掌ではらっておく程度でも良いでしょう。
②温かいお湯の入った湯船に浸かる
血行を良くして頭皮の毛穴を拡げておく意味があります。
③しっかりとすすぎ洗いをする
このときざっと濡らすのではなく、出来ればシャワーを使い、髪の毛の根元から頭皮をしっかり濡らすよう、最低でも1分はすすぎ洗いをします。
これだけでフケの7割方は取れると思います。
シャワーの温度はぬるま湯程度にしておきましょう。
熱いと頭皮に負担がかかります。
④シャンプーを手にとりしっかりと泡立てる
このときのシャンプーは500円玉1枚程度の量(短髪ならもっと少なく、長いなら多少増やしてもOK)を手に取り、5滴ほどのお湯を加えてよく馴染ませ、これ以上無理ってくらいまで泡立たせます。
⑤指の腹を使って優しく洗う
泡立てたシャンプーは、頭の下側から上側に行く感じで洗っていきます。
そうすることで、頭皮や髪の毛元から洗うことが出来ます。
このときに爪を立てると頭皮を傷つけてしまうので、指の腹を使って優しく優しく洗ってください。
⑥たっぷり過ぎるほどのすすぎ洗い
表面の泡が取れたら終わりではありません。
これがフケ対策シャンプーの一番の胆と言っても過言ではありません。
方法は洗髪前のすすぎ同様シャワーがベターです。
シャワーの温度はぬるま湯程度で、しっかりと頭皮だけで最低1分半はすすぎ洗いをします。
髪の毛が長い場合は、長さに応じ2~3分は必要になります。
⑦髪の毛のトリートメント
フケ防止に直接的には関係ありませんが、リンス、コンディショナーでトリートメントする場合は、もちろん頭皮に付かない様にしましょう。
髪の毛に潤いを与えるのが目的ですので、すすぎはさっとで良いです。
当然ですが、一生懸命流す必要はありません。
⑧〆は出来れば水で頭を冷やす
洗髪はつまりは皮脂を落とす行為です。
古い皮脂が毛穴に詰まると頭皮の呼吸を邪魔してトラブルを起こすのでそれで良いのですが、皮脂を落とすと頭皮は急激な乾燥にさらされ、フケの原因になります。
この急激な乾燥は気温と体温の差によって進みます。
ですから、すすぎは熱湯でなくぬるま湯でと言っていたのですが、最後に更に頭皮を冷ます意味で水を被るのが良いです。
水が厳しければ、冷ためのぬるま湯程度でも良いでしょう。
正しい乾燥の手順
シャンプーの仕方だけでなく、フケ対策には乾燥も正しく行う必要があります。
バスタオルでガシガシ拭いて、後は自然乾燥なんて乾かし方はやめてください。
乾燥タオルで頭皮も髪の毛もゴシゴシと拭くのではなく、タオルを被り押さえるようにして水分を吸収してください。
タオルが水分を吸収したら、大きいバスタオルならまだ水分を吸収してない別の部分で、小さいフェイスタオルなら新しいタオルに取り換えましょう。
髪の毛の長い人は、頭皮がある程度乾いてからの髪の毛です。
髪の毛を優しく包み、軽く押さえるようにして髪の毛の水分を吸収しましょう。
②自然乾燥ではなくドライヤー!
タオルドライをしただけの自然乾燥では、雑菌が繁殖し、頭皮トラブルの原因になるので、フケにも大敵です。
ドライヤーの熱があまりよくないなんて話も聞きますが、確かに必要以上に熱を加えるのは頭皮にも髪の毛にもよくはありませんし、頭皮を乾燥させてしまう心配もありますが、正しく使えば大丈夫です。
③ドライヤーの正しいかけかた
まずはドライヤーのノズルを外すなどして風の出口を大きくし、温風を頭から30cmくらい離して風を当てましょう。
頭皮や髪を傷めないためにも決して近づけすぎてはいけませんし、風の強さは弱くて結構です。
早く乾かす必要はありません、じっくり行います。
そして、1ヶ所に集中して温風を当てないこと!
ドライヤーは常に動かしながら、手にも当たるようにして熱すぎないか確かめながら行ってください。
温風を当てながら髪をゴシゴシ擦らないようにしましょう。
頭皮も髪も大方乾いてきたら、仕上げは冷風にします。
このときは、30cm離さなくても大丈夫!
頭皮を冷ます事が出来ますし、髪のキューティクルも引き締まります。
あと、頭を乾かすのに関係はありませんが、冬場に部屋が乾燥している場合は、加湿器を使って湿度を45~60%程度になるようにしておくと、頭皮の乾燥を防ぐ効果があります。
フケ対策のおすすめシャンプーは?
一般に市販されているシャンプーは、ラウレス硫酸などの洗浄力や脱脂力がとても強い合成界面活性剤を主体としていることが多いです。
これらのシャンプーは皮脂を過剰に洗い流してしまい、頭皮への刺激も大きいです。
この界面活性剤にはいろんな種類があるのですが〝アミノ酸系〟をチョイスしてください。
成分表記にアシルグルタミン酸やラウロイルメチルアラニンNaと書かれていればアミノ酸系です。
また、シャンプーにはシリコンが含まれているものが多いです。
ツヤのある髪の毛を保つためにシリコンは使われているのですが、これが頭皮に残ると頭皮トラブルを起こす人もいます。
医学的には安全な物質とされているようですが、フケ対策としては避けたいのでノンシリコンシャンプーを選びましょう。
私はコレを使っています。
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薄毛対策にも良いようですが、フケ対策にもなりますよ。
とにかく優しいシャンプーです。
上記のように普段使うシャンプーは気にしておきたいのですが、フケが大量に出てきてどうにもならない場合は、フケ取り用の薬用シャンプーを試してみるもの一つの手です。
しかし、フケ専用の薬用シャンプーは頭皮への刺激が強めです。
使用するのは長くても1ヶ月くらいまでにするのが良いでしょう。
フケ用シャンプーをいくつかご紹介しておきます。
洗浄力はさほど強くなく、男性にも女性にも愛用者は多いです。
乾燥フケの人には〝しっとりタイプ〟、脂性フケの人には〝さらさらタイプ〟と選択できます。
即効性もあり痒みにも効きますよ!
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乾性フケと脂性フケについてはコチラをご覧ください。
⇒ フケの正体|2種類のフケ対策
どうにもフケが止まらない場合は病院に行くことを考えましょう。
⇒ フケが止まらないときの病院は何科?脂漏性皮膚炎?薬は何を使う?